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【アニメ】ダイの大冒険 第73話『炎の中の希望』に感動しすぎて、嗚咽するまで号泣した話

ダイの大冒険

 

 

先日、ついに完結した、アニメ『ダイの大冒険』。

忙しくてまだ最終話まで追えてはいない(今バーンとダイが戦い始めたあたり)のだが、完結まで見て全体の感想を書く前に、ここまでで最も感動した一話、第73話『炎の中の希望』の感想を書き残しておきたいと思う。

 

第73話『炎の中の希望』

この第73話の24分間が、もう、とにかく素晴らしすぎて、感動しすぎて テレビの前で嗚咽しながら号泣する という、40歳近くなったおっさんとしてはありえんような泣き方をしてしまった。

間違いなく、今年の漫画・アニメ・映画・その他、全部ひっくるめたエンタメの中で一番良かったし、一番感動した24分間だった。

 

ハドラーとポップ、2人の主人公

もうハドラーもポップも素晴らしすぎて、ホントに泣いたとか感動したとかしか言えない自分の語彙力が憎いんだけど、とにかく2人の行動に、生き様に、言葉の一つ一つに、何度も心揺さぶられた。

 

ダイには悪いけど、この『ダイの大冒険』という物語の主人公って、ポップと、そしてハドラーなんだよね。

大魔王とただの人間という正反対の立場でありながら、2人とも、物語の開始当初は、弱くて、自己保身や傲慢さや欺瞞さなど、余計なものに囚われていて、カッコ悪い。それが、ストーリーが進むにつれて、どんどんと成長していって、気が付いたら誰もが認める武人になっている。

そんな主人公2人だけど、意外と直接対決をする機会ってあまりなかったんだよね。敵と味方に分かれ、お互いの存在は認めつつも、直接交わることがなかった2人。その2人が、最後の最後に、お互いを守り合い、そして死に場所を共にするっていうのが、もう展開として熱すぎて、それがまずヤバい。

 

ポップが自分の命と引き換えに宿敵であり愛する人の仇であるハドラーに思わず手を差し伸べてしまうところも泣けるし、そんな行動を見て、涙を流し、神に祈り「この素晴らしい男だけは生かしてくれッ!」と叫ぶハドラーに、こちらも涙が止まらなくなる。

敵と味方であり、お互いに憎み合う関係であったはずの主人公2人が、最後の最後にお互いを心の底から認め合うというのが、もうホントに王道だけど素晴らしすぎて最高なんですよ。

 

この窮地を脱するための、最高のアンサー

原作で、この窮地を脱するためのアンサーが「実はアバン先生が生きてましたー」だったときは、正直、ガッカリしたんですよ。

いや、アバン先生生きてちゃダメでしょって。色々台無しじゃーんって。しかもこのタイミングはご都合主義すぎるでしょって、かなりドン引きしてしまったんですよ。

 

ところが、なんということでしょう。

アニメで見ると、

最高のアンサーすぎて号泣して嗚咽しました

 

もう、なんか、この問いに対する答えはこれ以外にないでしょ!って感じ。

全てが完璧だし、なるべくしてそうなっているし、流れとして最高に心震えるし最高に感動するようになっている。

 

ハドラーはこの物語の主人公であり、ダイたちの「仲間」なんだよね。

でも、彼がダイたちの仲間になりたくてもなれない絶対の理由が、彼がダイたちの一番大切なものを奪ってしまったから。

ところが、ここでアバン先生が生き返ったことで、彼がダイたちの「仲間」と呼べないたった一つの理由が消えた。彼の罪がこれで押し流されたんだよね。

アバン先生が生きていたことで、最後の最後、ポップが言っていたように、ハドラーは正真正銘、ダイたちの「仲間」になった。

 

事実として見ると、アバン先生がずっと生きていたっていうのはご都合主義のように思えるけど、こうして見ると、物語の中では、ポップとハドラーの成長が、本気の生き様が、そして祈りが、アバン先生をあの世から呼び戻したんだなぁ、と思えて、この展開で良かったんだ。いや、この展開しかなかったんだ。と、数十年越しに心の底から納得しました。

 

魂の篭ったスタッフの演出

アニメの演出も死ぬほど気合が入っていましたね。

BGM、作画、アニメーション、全てが最高だった。

作画は髪の毛の流れ方やダイたちの表情の一つ一つまで、まさに魂が込められていて、迫力が半端なかった。

アイキャッチやエンディングがなかったのも素晴らしかったし。

ハドラーの最後の台詞と共にスタッフローフが流れ出すの見たときはもう心がヤバかったもん。

ハドラー役の関智一さんの演技も最高でした…。

 

とにかく、全てにおいて最高の一話でした。

 

『閃光のように』も楽しみだ!

いやー、この時点でこれって、この先どうなっちゃうんだろう。

『閃光のように』と『神の涙の奇跡』を見たら、嗚咽どころか干涸びて死ぬんじゃないか?

いや、逆に、ハードル上げすぎて思ったより感動できなかったら…。

それも怖い…。

ちょっとそれが怖くて見るのためらってるんですよね。

 

いやいや、ここまで全話全編通して期待を遥かに超えてきたアニメ製作陣だから、最終章も間違いなく感動するし満足するでしょう!

しっかり時間とって気合い入れて、最後まで見届けよう。

 

アニメ『ダイの大冒険』最高です!

続きも楽しみだ!