現在アニメが絶賛放送中のモブサイコ100だが、
(つーか本当出来が超素晴らしすぎる!!
今週の VS 島崎 のバトルとか何あれ凄すぎるだろ!?)
ようやく原作も完結まで読破した。
で、感想。
マジ、最高すぎんだろ…。
ネタバレに入る前に未読者に言っとくけど、
ホント面白い漫画だからマジで読んだ方がいいよ!!
マンガワンというアプリである程度無料で読めます。
ただ第1話はアレなんで、せめて第8話まで、
できれば第19話までは読んで。
近々、これとは別に未読者向けの記事も書こう。
さて、ここからはネタバレ感想。
前回最後に読んだのは12巻までで、鈴木との壮絶な戦いが決着したところだったから、正直あそこがピークなんじゃないかと思ってた。なんせ爪の大ボスで最強の超能力者倒しちゃったんだからね。
ところが、その後の神樹編も、脳感電波部編も、モブ編も、全てが面白かった!
特に最後のモブ編。あんなん泣くわ!!
何度吹き飛ばされても必死でモブに喰らい付く 花沢くん と 霊幻 にボロ泣きです。
とにかく最高だった、漫画『モブサイコ100』。
今日は完結まで読んで あらためて抱いた感想、魅力を、
好きなように書きなぐっていきたいと思います。
① 外れエピソードがない!
エクボ編、花沢編、律編、第七支部編、最上編、霊幻編、爪編、神樹編、脳感電波部編、モブ編。
これだけエピソードがあって1つも外れがないのはマジ凄すぎる。
どれも外せないし、どれも見所があるし、どれも話の作りが上手すぎる。
本当に最初から最後まで一切ダレずに面白かった。
霊幻編が最高だと思ってたのに、爪編も、神樹編も、モブ編も鳥肌立ちっぱなしだったもんなー。
わずか16巻でこの密度は本当すごいわ!
② 最後の「モブ編」が最高すぎる!
最初から最後まで外れがないけど、中でもやっぱりとにかく最終章は最高だった。
最終章が最高な漫画は名作の法則だ。
花沢くん、桜威と誇山、鈴木親子、肉体改造部、律、エクボ、霊幻、あらゆる人がモブを止めようと動くけれども、中でもやっぱり 花沢くん と 霊幻 の必死な姿はスゲー心を揺さぶられた。
出会ったときのように、全裸にされ、落ち武者にされても、モブのために、モブを止めようと必死で立ち塞がる花沢くんが、めちゃくちゃカッコ悪いのに めちゃくちゃカッコ良すぎて ホントに泣く。
最後の力の使い方も良すぎる。
アレをやった上で、「ははっ、今回は僕の勝ちかな?」って、
イケメンすぎんだろ!
カッコ良すぎんだろ!!
そして、霊幻。
何の能力も持ってない一般人なのに、何度吹っ飛ばされても、必死でモブを追いかけていくその姿は、本当に死ぬほど格好いい。
見開きで十数ページにも渡って、何度も何度も吹っ飛ばされて、それでも絶対に諦めずにモブを追いかけて走り続ける霊幻。
ズルいよ。こんなの泣くだろ。
本当、最終章は最高の終わり方でした…!
③ 台詞のやりとりがとにかく秀逸すぎる!
作者の ONE 先生の、登場人物の内面を抉るような心情描写と、それを表出させた台詞のやりとりがとにかく秀逸すぎる。
一体どうやったらこんな深い台詞のやりとりができんの?って思うぐらい、各章のクライマックスシーンでのモブと主要キャラクターの言葉のやり取りは素晴らしい。深くて鋭くて、ズシッと重かったり、ハッと気付かされたり、思わず唸ってしまったりする。
モブと花沢のやりとり、モブと律、霊幻と第七支部の幹部たち、記者会見後のモブと霊幻、爪編でのモブと芹沢、モブと鈴木、神樹編でのモブとエクボ、最終章でのモブと霊幻、数え上げればキリがない。
とにかく今回改めて全部読み返して一番気付きが大きかった部分はコレ。モブサイコという漫画と、ONEという漫画家の、台詞回しのセンスの良さと、込められたメッセージ性の深さ。
あんなにしょーもないギャグ漫画調に始まった第1話だったのに、こんなに深く心を抉られるなんて、あの第1話を読んだときには夢にも思わなかったな…!
④ 話の作りが上手すぎる!
何気に伏線の張り方や登場人物の動かし方がめちゃくちゃ上手いのもこの漫画の大きな魅力の1つだよね。
「律、何やってんの?」
「ブロッコリーの種だ」
「シャツがダセえ!!」
「うるさいんだよ!お前ら!そのノイズをすぐに止めろ!!」
「影山茂夫、それと交換しよう」
この辺りはホンットに、伏線の張り方や人物の動かし方が上手いなぁと思ったよ。
本当、この人、話作りも天才だよね。
さて、改めて第1話から最終話まで読み直して、改めてわかった魅力や気付きはこんなところかな。
『モブサイコ100』、本当に素晴らしい漫画でした。
次回は、最終章についての考察を書きたいと思います。
(一つの記事にしようと思ったんだけど考察が思いの外長くなりだしたので別個の記事にすることにした)