週刊少年ジャンプ 2020年32号
ハイキュー
ついに決着。
最後は原点通り、『最強の囮』にて決着でした。
二人の最高の表情がたまりません。
高校編が唐突に終わって数年後ってなったときは、随分作者を恨んだもんだけど、こんなに面白くて、こんなにメッセージ性の強い試合を描かれたら、何も文句は言えません。
いやー、面白かった!!
そして、
ついに次回最終回!
ですね。
本当なら、最終回のジャンプ発売の4日後が、現実でも東京オリンピックの開会式だったんですよね。
なるほど…。去年、不自然に唐突に高校編をいきなり終わらせたのはこれが狙いだったのか…。
実現してたら伝説の最終回になってましたね。残念。つくづくコロナは色んなものを僕たちから奪っていったんだな。
でも、この困難を乗り越えて、一年後はこの漫画のように希望に満ち溢れた夏が、きっと待っている。我らはそこに立つ。
そんな希望を与えてくれる終わり方に、代わりになってます。
これはこれで感慨深い。
チェンソーマン
引き続き、絶望感がハンパない…!
なんなんコレ!?今週もうハイキューとチェンソーマンの2つがブッちぎりで面白すぎて他が霞むんですけど!?
執拗に鳴り響くチャイム、黒電話、デンジの自分を落ち着かせるような口調、全てが不安をかきたてる。怖い。怖すぎる。
そして、突きつけられる残酷な現実。
アキがデンジに殺されるって予言を聞いたときは、てっきりデンジが裏切るか操られるかするもんだと思ってましたが、アキがそっち側とはね。
状況的にも心情的にも絶望的な展開が続いていますが、果たして来週、どんな展開になるんでしょうか!?
読めない!全っっっく読めない!!!
ブラッククローバー
いやー、熱い!
背中を追いかけ続けた恩師に、ついに必要とされるって展開、普通に熱いですねぇ!
団長が負けるところなんて見たくないけど、コイツに団長が単独で勝てる未来が見えないなぁ、どうすんだろ?と思ってたけど、なるほど、主人公との共闘なら納得です。
この漫画、パクリだなんだって言われ続けても、ここまで王道を貫き続けてきた良さが、ここに来て爆発してますね。
今回だって、ここまで積み上げてきたものがあるからこそ、このベタなシーンが活きるようになっている。
王道は、それ自体は誰にでもできるけれども、その真価を引き出すには地道で緻密な積み上げがなきゃならない。
その漫画は今や、それができるようになっています。
いやぁ、いい漫画になったなぁ、ホントに。
ちなみに今週は「マッシュル」「ミタマセキュ霊ティ」も割と面白かったです。
二つとも、第一話を読んだときは打ち切り直行コースだと思っていたので、割と好きな漫画になりつつあるのが、予想外の嬉しさというか、なかなか感慨深いです。