漫画
姫様"拷問"の時間です
SNSで流れてきたのでなんとなく一話を読み始め、気が付いた全話読み終わってしまって日が暮れていた。
めちゃくちゃドラマティックに面白いわけじゃないけど、中毒性が高くてクセになる作品。
読む前はよくある一話完結のグルメものかと思ってたんだけど、食べ物以外にも遊びや趣味やサウナなどありとあらゆる「快楽」「娯楽」にテーマを広げていて話に幅がある。
しかも主人公以外にも色々なキャラクターを中心に据えることで飽きさせない。
個人的に魔王様のエピソードがお気に入り。
アニメ化もするそうで、個人的にはこれからもちょくちょく追っていこうと思う。
【推しの子】
噂に違わぬ面白さでした。
アニメを先に見ていて、芸能界のお仕事アニメとして面白いなと思っていたんだけれども、原作でさらに続きを読んで、むしろその先が本番だと思い知りました。
双子が闇堕ちして、ミステリー&サスペンスとして話が加速していってからがより面白かった。
ちなみに自分は一気読みしたときの最新話がちょうど122話で、号泣しました。
一気に読んできて最後がコレなんて、こんなん泣くやろ。
原作は大分佳境に入ってきてますね、はてさて、この先どうなることやら。
金色のガッシュ!!
15年ぶりくらいに全巻再読。
やっぱり面白い。キャンチョメとフォルゴレのラストエピソードは何回読んでも泣くし。
今回再読して新たに発見したのは、メインキャラのエピソード以外で一番泣いたのは、前回も今回もバリーの退場シーンだったこと。
なんかガッシュって他にもキッドとかダニーとかウォンレイとか、泣けるシーンいっぱいあるし、その中でバリーっていうと何か「そこかよ!」って言われそうだと思って黙ってたけど、再読して思った、やっぱりバリーのシーンが一番泣ける。
もう優勝できるぐらいの強者になったのに思わずガッシュを助けてしまうところも泣けるし、最後のグスタフの「お前は王をも殴れる男になったぞ」の台詞が素敵すぎる。
バリーもグスタフも格好良すぎです。
七つの大罪
24巻ぐらいで7年ぐらい止まっていたものを、今回ようやく完結まで読破。
やはり面白かった。これだけインフレバトルが続くのに、絶望感がきちんとあって、強くなっていくのにも一つ一つ理由付けがされているのは凄い。
話もよく練られていて、どんでん返しがいくつも用意されていて読んでて飽きない。
絶対悪だと思われていた魔神族が実は…。といったような単純な勧善懲悪からの裏返しも良かったし。モンスピートとデリエリ大好きです。
ただ、最後は余計だったな。キャスのエピソードはどう考えてもいらない…。魔神王倒したところで終わりで良かったでしょ。
あと、こんだけ徹底的にハッピーエンドにするなら、エスカノールも生きててほしかった…。なんで彼だけ死ななきゃいけないのさ…。
上記2点はどうしても不満は残るけれど、概ね面白かったし大満足です。
フェアリーテイル
昔30巻ぐらいまで読んでものすごく面白かった記憶があったから、いつか完結まで読みたいと思っていたのを、今回ようやく完結まで読破。
正直なところ、思っていたほど面白くはなかった…。
まさに上に書いた七つの大罪とは真逆で、インフレバトルなんだけど強くなるのに全く理由付けがないんだよね。ひたすら「フェアリーテイルを想う気持ち」だけで勝っちゃう。それが延々60巻続く。
ナツが自分より遥かに格上の敵を気持ちだけで次々倒していっちゃうから、今一納得感がなかったんだよなぁ…。
昔はフェアリーテイル>レイヴだと思ってたけど、今読んでみるとレイヴ>フェアリーテイルだなと正直感じた。レイヴの方が話がよくまとまっているし納得感がある。
ただ、ギルドのワイワイ感や良いバカバカしさはすごく読んでて気持ち良かった。ワンピースの海賊船の大人数版って感じ。
あと、序盤のギルドの上位実力者たちがどんな奴らなんだろう?ってワクワク感はいいですよね。ギルダーツやミストガンやラクサスたち。
走馬灯株式会社
いわゆるバナー漫画。流れてきたバナーの誘惑に負けて読み始めたけど、これがなかなかどうして面白かった。
自分や他人の人生をその人の視点で録画したDVDを見られる施設の話。
いい話で終わる時もあれば、ブラックな結末を迎える時もあるし、ミステリー仕立ての話の時もある。
読後感としてはY氏の隣人に近い感じ。
「人生を録画したDVDを見られる」の設定一本でここまでいろんな話が作れるのはすごい。
暇つぶしには最適なので、面白そうなバナー漫画ないかな?と思っている方はぜひ。
キングダム
30巻ぐらいで10年くらい止まっていたのを、今回ようやく最新巻まで読破。
この数ヶ月で、ガッシュ、七つの大罪、フェアリーテイル、キングダムと数十巻レベルの漫画を一気に読破してきたけど、正直、キングダムがぶっちぎりで一番面白かった。
まぁ、今の自分の年齢もある程度要因ではあると思うけど。ガッシュ、七つの大罪、フェアリーテイルは10代向けの漫画だし。
33巻の合従軍決着まではマジでもう文句の付けようがないぐらい面白い。
40巻で一応第一部完というか、一区切り付くので、70巻という長さに読むのを躊躇している人はまずは40巻目指して読んでみるのはいかがでしょうか。それでも長いけど。でも読む価値はあるよ。
何度読んでも、やっぱりクライマックスは16巻と31巻。
この2箇所は絶対に泣く。
この2箇所を読むためだけにキングダムを読んでもいいよ、それぐらい名シーン。
16巻の王騎はカッコ良すぎでしょ。
↓ネタバレ反転↓
自分の死が決まってから、あんなに格好良く振る舞うキャラクターいる!?
マジで龐煖に刺されてから息絶えるまでの王騎が格好良すぎて震えます。
前回読んだ時の記憶では王騎って「カッコ良い→でも死んじゃう、悲しい」だったんだけど、読み直して分かったのは「もう死ぬ→そこからが最高にカッコ良い」だった。惚れ直したわ。こんなキャラクター他にいないよ。
↑ネタバレ反転↑
31-33巻の蕞の決戦は、入りから決着の仕方まで完璧すぎるよ。素晴らしすぎる…!
ただ、41巻以降はね…面白いんだけど、長い!!!!!!
一戦一戦が長すぎるよ!挙句そんだけ長いことやって負けたりするから消化不良!
ワンピース状態に入っちゃってるなー、一体いつ中華統一することやら…これ作者生きてるうちに終わるの?ちょっと心配。
弱虫ペダル
現在再読中。
今って80巻以上も出てるんだねー。
とりあえず前回読んだとき、最初のインターハイの決着直前で止まっていたので、それがどうなったかだけ読みたいと思います。
アニメ
【推しの子】
期待されている作品だけあって、アニメのクオリティは流石。
アニメだけ見終わった時は、実質有馬かなが主人公じゃんとか思ったけど、原作で続き読んでみたらそんなことはなかったぜ!
こっから先のアニメ化も楽しみだけど、このペースだと本当に面白い部分がアニメ化されるのは結構先になりそう。
スキップとローファー
勧められて数話だけ視聴。
主人公のキャラクターが魅力的で、周りのキャラクターも一元的でなく、現実にいそうな高校生をリアルに描写していてとても良かった。
ただ、時間を割いてまで全話視聴するほどハマれなかったので断念。
大学生の引き篭もり時代ならハマっていたかもしれない、こういう日常系大好きだったので。
ドラマ
だが、情熱はある
言わずと知れた今年の最高傑作ドラマの一つ。
詳細な感想は別記事に書いたのでそちらをぜひお読みください。
泣いたし笑ったし最後はロスになって見たことなかった「たりないふたり」をHuluで全部見るほどハマりました。
VIVANT
例に漏れずどハマりしました。
最初から最後まで面白かったけど、やはりクライマックスは第4話で乃木が正体を表すところかな。
彼が別班って可能性は想定はしてたけど、明かし方の演出が良くてめちゃくちゃ痺れた。
伏線やどんでん返しはバレるバレないじゃないんだよね、演出なんだよね、面白いか面白くないか。それでいうとVIVANTは最高に面白かったですよ。
半沢直樹的などんでん返しや逆転劇は何作見ても面白いね!たとえ焼き直しでもいいからこれからも作り続けてほしい。
最も、これだけ豪華な役者陣と舞台設定があってこそのこの面白さだと思うので、そうそう簡単に作れるもんじゃないってのは分かってるけど…。
映画
RRR
友人が「一生に10本の指に入る傑作」「5分に一回見せ場がある」とハードルガン上げしてきたから、正直そこまでではないな、と思ってしまった。流石に5分に一回は盛ってる。
とはいえ面白かったし見応えがあったのは事実。
やりすぎなぐらいのアクションは爽快だったし、最後ハッピーエンドだったのも俺好みでした。
一番好きなのはナートゥのシーン。あすこだけ切り抜いてYouTubeにアップしてほしい。あすこだけリピートで何度でも見たい。
ナートゥナトゥナトゥナトゥナトゥナートゥ!
スパイダーマン:スパイダーバース
こちらも友人に勧められて一緒に見た作品。
最近のアニメの技術の進歩はすごい。
今までのアニメ映画では見たことがない新しい映像体験ができるので、そういう未知の刺激を求める人にはとてもおすすめの作品。
続編も面白いらしいので、機会があったら見てみたいと思う。
ゴジラ -1.0
こちらも友人が「最高傑作!」とハードルガン上げしてたので見に行ったが、正直「そこまでかな?」と思ってしまった作品。
ただ怪獣映画としてはかなり面白い部類だし、ハードル上げずに見に行ったら普通に楽しめる良作だとは思う。
戦後日本の描写は流石十八番の山崎監督、見応えがあって素晴らしかった。
細かく言うとゴジラが出るシーンが短すぎるとか、結末が読めてしまう上にどんでん返しがないとか、人間ドラマとしても怪獣映画としてもどっちつかずで中途半端とか色々あるけど、総じてゴジラは迫力と絶望感あったし、映画としては相当面白い部類に入ると思います。
ちなみにシン・ゴジラと比較してはいない。あれは怪獣映画どころか映画の枠すら飛び出して全エンターテインメントの中でも十本の指に入る傑作だから。比べたら全部駄作になっちまう。
あと、最後浜辺美波が生きていたことに文句言う人がいっぱいいるけど、そこはマイナスポイントじゃないと思う。だってあの映画のメッセージが「死は美徳ではない、生きてこそ」っていうテーマなのに、死んじゃったらメッセージがチグハグになっちゃうじゃん。あれは生きてないと映画に一貫性がなくなっちゃうので、生きてて然るべきだと僕は思います。
ゲーム
ドラゴンクエストⅪ
久しぶりに大作RPGを一本クリアしました。
いやー、面白かった。
ストーリーも面白かったし、システムもUIが快適でプレイしやすかったし、バトルゲームとしても歯応えがあって面白かった(裏ボスが引くぐらい強かった)。
往年のドラクエファンにはたまらない演出が散りばめられていて、冒険の旅、おおぞらをとぶ、勇者の挑戦が流れ出すシーンは鳥肌が止まらなかったですね。
エンディングのラストシーンも最高。
ロト編のファンは、プレイして損はない名作です。
小説
祈りの幕が下りる時
ここ1,2ヶ月で東野圭吾を貪るように読んだけど、その中から代表して一冊だけ。
17冊読んだけど、「祈りの幕が下りる時」と「希望の糸」が飛び抜けて面白かったな。
読んでる時は「希望の糸」の方が面白いと思っていたけど、時間が経って振り返ると、「祈りの幕」の方が記憶として鮮烈に残っている。
複数の登場人物のバラバラなストーリーが一つに交わっていくという点では「希望の糸」の方が上だったけど、壮絶さと感動は「祈りの幕」が一番だった。
東野圭吾は10年ぐらい前にハマって50冊ぐらい読んでいて、今回を加えると70冊近く読んでるわけだけど、その中でもかなりオススメの部類に入ります。
ちなみに東野圭吾を含めて、今回読んだ小説は以下の通り。
『祈りの幕が下りる時』
『希望の糸』
『私が彼を殺した』
『沈黙のパレード』
『虚像の道化師』
『マスカレード・ナイト』
『マスカレード・イブ』
『ラプラスの魔女』
『魔力の胎動』
『クスノキの番人』
『ナミヤ雑貨店の奇跡』
『夢幻花』
『人魚の眠る家』
『虚ろな十字架』
『危険なビーナス』
『ある閉ざされた雪の山荘で』
『素敵な日本人』
『十二人の死にたい子どもたち』
『君のクイズ』
『推し、燃ゆ。』
『きらきらし』
『六人の嘘つきな大学生』
『3分で仰天!大どんでん返しの物語』
その他
バチェラー・ジャパン シーズン5
今年も楽しませていただきました。
バチェラー4やバチェロレッテ1の方が良かっただの、ハッセじゃ役不足だの、散々やいのやいの言いましたが、なんだかんだ言って楽しませていただいたし、身を削って僕らにエンターテインメントを提供してくれた出演者の皆様には心から感謝しております。
一つ言うと、今シーズンは女性陣の楽屋裏での仲の良さが全面に押し出されていて、かつそれがウケてて、女性同士のバチバチやドロドロを最大の売りにしていたシーズン1から大分時代が変わったなと。
今年のM-1の楽屋裏もそうだったけど、日向坂みたいな仲の良さがやっぱウケる時代なんだなと。良い悪いではなく、エンターテインメントの傾向として今そうなんだなと純粋に思いました。
俺?俺はもちろん仲良い方が好きです。平和主義者なので。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』
もうね、すっごかったよ…!
まさに『魔法』をステージの上に再現した舞台でした…!
「え!?今のどうなってんの!?どうやったの!?!?」のオンパレード。
これほど凄い舞台を生で見られるなんて、いい時代に生まれたもんだ…!
ハリーポッターが偉大なのは、ハリー・ロン・ハーマイオニーがいなくても、『魔法界』という「箱」があれば、面白さがある程度ギャランティされるものが作れること。
ファンタビしかり、ホグワーツレガシーしかり。
あの魅力的なフォーマットを作り上げたのは、J・K・ローリングの最大の発明かもしれない。