半沢直樹
半沢直樹がおもしろすぎる!!!!!
わかっちゃいたけど面白い!
原作ありきとはいえ、第1期があんだけ面白かったのに第2期に入っても全く失速しないってのが凄すぎる!!
見終わった後、面白すぎて手が震えてる ってどういうことよ!?
『半沢直樹』は、一体なぜこんなに面白いのか?
『半沢直樹』は、一体なんでこんなに面白いのか?
吐き気を催す邪悪を、最後の最後にしっかり懲らしめて、大逆転劇の末にギャフンと言わせるそのカタルシス!!
…と言いたいところだけど、自分はそれも大事な要素の一つだけど、最大の要因ではないと思ってる。
もしカタルシスが魅力だとしたら、主人公側がコテンパンにノされてる前半の『フリ』の部分は、そんなに面白くはないはずだ。
(第2話の最後に軽い逆転劇はあったにせよ)まだ第1話、第2話のうちからこんなに面白いことの説明がつかない。
俳優の『演技』が生み出す、圧倒的緊張感!!
自分は半沢直樹の最大の魅力は
圧倒的緊張感
だと思っている。
見ていて文字通り手に汗握ってしまう緊張感!
登場人物たちが感じている緊張や焦燥が、隣にいるかのように伝わってくる、あのビリビリした空気感!
それこそが半沢直樹がこんなに面白い、最大の理由だ。
そしてその緊張感を生み出しているのが、
大ゲサすぎるほど大物の俳優たちによる
大ゲサすぎるあの演技
である。
服部さんの音楽とか、山根さんの唯一無二の声によるナレーションとか、ドラマ全体にも、見ている側の緊張感を煽る演出は随所に施されてるけど、一番の要因は圧倒的に、俳優陣のあの 演技。
半沢直樹独特の、これでもかというほど全てを大げさに演じるあの演技が、他のドラマでは見られないあの緊張感を生み出しているんだと思う。
誰も死ぬワケじゃない、なのにこの緊張感
半沢直樹って、現代の銀行内の派閥争いの話なのよ。
別にどっちが勝ったって誰も死にゃしないのよ。
なのに、絵面だけ見たら 完璧戦国時代 だもんね。
アレ、表情と台詞の言い方そのままで、服装と言葉の中身だけ戦国時代に変えても、全く違和感ないよ。
つーか、第2話のラストシーンとか、これは関ヶ原の戦いの大将陣の陣幕の中かな?って錯覚したしねフツーに。
まぁ、色々な人の夢とか人生がかかっているとはいえ、所詮はサラリーマンの派閥争いと出世競争なワケで、負けたところで人が死んだりするワケじゃない。どころか、半沢直樹自身もクビになったり野垂れ死んだり生きていけなくなったりするワケじゃない。せいぜい僻地に飛ばされて給料がガクッと下がる程度だ(実際、劇中でも、奥さんが「もし負けたらゆっくり暮らしましょ」的なことを言ってる描写がある)。
彼らは純粋に、信念と意地とプライドだけを賭けて戦っているのである*1。
にもかかわらず、この戦いが、まるで己の命と、数千人の命と、日本の存亡を賭けた戦いかのような緊張感になるのは、ひとえに堺雅人を中心とした大物俳優陣の「これでもか!」と魂を込めた演技の成せる業だ。
あの "半沢直樹節" な演技は、いくら見てても飽きない。
原作を読んでも「ネタバレしないで」!?
父親や友人は原作を先に読んでいるんだが、原作を読んでいるのに「ネタバレしないでくれ!」って言ってくる。どういうことよ!?
原作を読破していても、ドラマはドラマでやっぱり面白いんだと。
自分は読んでないからわかんないんだけど、筋は同じなんだよね?
話の筋が同じなのに、原作読破済みの人から「ネタバレしないで」って言われるドラマ、他にあるか?
半沢直樹は話の筋ももちろん面白いんだけど、それだけじゃここまでの大ヒットにはならなかったと思うんだよね。
プロットとストーリーだけじゃなく、ドラマならではの演出と、演技による迫力と焦燥感と緊張感、これがあってこそ、この最大級の面白さ、ひいては最大級のヒットに繋がったんだと思う。
第3話が楽しみだ!!!
あぁ〜、もう第3話が楽しみだ!!
ホントにいいドラマに巡り会えたときの一週間って最高に幸せだよね。
久々にこの感覚を味わってるわ。
第一期から続けてもう12話やってるのに、ここまで全て 100点満点 なのだから、この先も必ず楽しませてくれるでしょう。
来週以降も、みんなでこの圧倒的緊張感に手を震わせよう!!
*1:ここら辺男性にはとても刺さるが、本来女性には理解しがたい部分のはずである。だから制作者も最初女性を含めてヒットするとは思っていなかった。なのに、男女問わずこれだけヒットしたのは、やはり俳優陣の名演技による部分が大きいんだろうと思う。