週刊少年ジャンプ 2020年31号
Dr.STONE
やっぱこのマンガめっちゃ面白ぇ。
ヒロアカやブラクロみたいな王道漫画の後に読むと、特に異質さというか独自性が際立つね。
この面白さはDr.STONEでしか味わえないわ。
この手の漫画はどうしても読んでて難しかったり、空気感が大人向けになりがちなもんだけど、『Dr.STONE』は、空気はジャンプのままで、このジャンルを描くことに成功している。
そういやアイシールド21も、アメフトっていうルールの複雑なスポーツを、ジャンプの空気になじませることに成功してたな。
稲垣理一郎ってのはそういう人なのかもしれん。だとしたら、これからもジャンプにとっては必要不可欠な人材だ。
今回はこのコマのゼノの顔がツボ。
支配だなんだって言いながら、結局根っこは千空と同じただの科学バカ。
好奇心と探求欲で動いてる少年のような男だってのがこの1コマから感じられてとても好きです。
ハイキュー
マッチポイントって字を見た瞬間、
「あぁ…もう終わっちゃうの?」
って思ってしまった。
この試合をずっと見ていたいと、そう思わせる作者は心底すごい。
ホントに生の試合を見ているような気持ちになる。
引き伸ばされずに最高潮のままバシッと終わってほしいのに、高校生編が続いてほしかったって恨んでたはずなのに、なのに思わず「えっ終わっちゃうの?」って言わされてしまった。
認めざるを得ない、今目の前で行われている試合が面白いことを。
チェンソーマン
何これマジでやばすぎんだろ…。
何コレどうなっちまうの?
銃の悪魔がヤバすぎるしそれ以上にマキマがヤバすぎる。
語彙が崩壊して「何これ」と「ヤバすぎる」しか出てこない。
だろうなとは思ったけど死者リストにしれっと「早川アキ」の名前が入ってるのがエグすぎるよ。
プロットとしては、結局のところマキマがラスボスで、おそらく銃の悪魔の力を以ってしても倒せないだろう、という理解でいいのだろうか。
もう演出と描写が凄すぎてプロットの正しい理解なんてどうでもよくなってきたけど。
ジャンプでこんな、ひたすら意味不明だけどインパクトが凄まじいものを読めるってだけで良いのかもしれない。