週刊少年ジャンプ 2020年18号
鬼滅の刃
戦いの終わり、そして炭治郎死す…。
このまま主人公死亡エンドで終わるのかな。それとも奇跡の生還を果たすのか。この漫画ならどちらにもありえそうな気がする。
柱たちも軒並み死んでしまいました…。悲願を果たせて良かったとはいえ、ここまで好感度がだだ上がりしてきたので、やはり悲しいです。
下手に引き延ばさずにきちんと無惨を倒し切ってくれたのは嬉しいけど、ここで倒してしまったのはやや物足りなさを覚えます。なぜかというと、無惨の回想シーンがなかったから。
この漫画、猗窩座も童磨も黒死牟も死の間際にきちんと過去のエピソードが描かれていて、それが一編の詩のようにとても美しく読み応えがあったので、無惨にもそれを期待していたのです。
無惨は果たして童磨のようなただの純粋な悪だったのか、それとも猗窩座のようなカワイソーな悪役だったのか、どちらでも良いので、その回想シーンが吾峠先生独特のあの語り口のモノローグで描かれることを期待していたのです。
それがなかったのは、正直、少し残念。
とはいえ、最終決戦はとても面白く読めたし、こんだけ人気があるのにきちんと終わらせてくれるのはホント、大満足です。
あとは後味の良いエンディングに期待!
僕のヒーローアカデミア
やっぱりこの人、ヴィラン側の描き方の方が上手い。
正直ヒーロー側のエピソードで全然感動したことないのに、今週のトゥワイスの最期とか、普通に感動しちゃったもんな。
押し付けがましい正義を語るヒーローたちよりも、自分の弱さに翻弄されながらそれでも足掻き続けるヴィランたちの方が、魅力的に映る。
同じ作者でもこれだけ魅力に差が出るってことは、作者自身も潜在的に、ヴィラン側の方に魅力を感じているのでは…?
チェンソーマン
正直流し読みしているせいもあって話の流れは全然わかんないんだけど、絵だけでめちゃくちゃ怖すぎる。
なんなんこの世界観!?心の奥底にある潜在的な恐怖を引き摺り出される感じがヤバイ。
そして闇の悪魔、まるでガンツの千手観音が初めて地面に降り立ったときのような、ネフェルピトーが初めて出陣したときのような、「こいつ絶対強いしヤバイだろ」的な感覚がすごい。