いや~、
めっっっっっちゃ面白かった!!!!!
「ネタがわかっても面白い映画」
「予想を裏切らず、期待を良い意味で裏切ってくれる映画」
だったわ、これは。
みんなの感想から、ハナシの構造はだいたい見当がついていたんだけど、そして実際にその通りだったんだけど、あの終盤の面白さは予想外だった。いや、面白いんだろうな~とは思っていたけど、想像の遥か上を行ってくれた。
終盤のたたみかけはホンット素晴らしい!もう、ある瞬間からラストシーンまでず~~~~っと爆笑しっぱなしだった!!俺だけじゃなく劇場全体がそうで、終盤は終始館内から笑い声が尽きなかった。
カンのイイ人なら、みんなの感想を聞いて、「あぁ~、こういう映画ね、ハイハイ。てことは、笑い所もこんな感じでしょ?」とアタリが付いてると思う。
そして、こうも思うはずだ。「構造的にネタバレ厳禁な映画じゃない?だとしたら、半分予想ついちゃってる俺が今から見ても楽しめるかな…」俺もそうだった。
大丈夫。全力で楽しめるから。
むしろどんな構造か薄々予想がついている状態で行った方が楽しめるかもしれない。前半のパートが、後半のための布石だってことを理解しているから。
「え?何何?予想とか全くついてないんだけど」
「俺、鈍い方だから、話の展開とか全く予測できないんだよなぁ…」
って人。
前半の30分くらいは我慢して見てください。大丈夫です。最後の30分で、お釣りがきます。
思いっ切り笑えて、見終わった後はほっこりして、なんだか清々しいような、爽やかな気分になれる。
めちゃくちゃおすすめの映画です。
以下、内容のネタバレはないけど話の構造的にはネタバレを含みます。
この映画はネタバレ厳禁なように見せかけてむしろ全然ネタバレ厳禁な映画じゃない(と俺は思ってる)から、話の構造ぐらいは知っといても大丈夫だとは思うけど、それすらも予備知識なしで見たいという人は回れ右して今すぐ映画館へ向かってください。
映画が始まる。
案の定、最初の30分は退屈な映画を延々見させられる。
いや、わかる。わかるよ?話の構造的にこのパートが絶対必要ってのは。でも、さすがにこんな退屈なものを延々見せられたら、幾ら後半面白くてもひっくり返せないんじゃ…。
特に、ハナシの構造すら予想がついてない人からしたら、ここは我慢のパートかも知れない。でも、予想ついてる人も、ついてない人も、安心してください。
前半、見といてよかったです。
むしろ、お釣りが出ます。
で、中盤、やっと本筋が始まったと思ったけど、思ったほど面白くない。こらぁ期待外れかなと思いながら、「撮影」が始まった瞬間…
もう、そっからはラストまでノンストップで笑いっぱなし。
いやもう、退屈な前半も、思ったほどじゃないなぁと感じた中盤も、全部ふっ飛んだね。そして前半も中盤も後半に必要なパートだってこともわかる。こらぁ、面白いわ…!
そしてラストシーンは感動すらした。
全てはこのための布石だったかと思うと脱帽の一言。
何でこんなに面白いのか。
まずは、前半パートを見ながら、こっちも、ここが変だなとか、ここ何かあるなとか予想しながら見るんだけど、実際に後半戦が始まってみると、① 想像より遥かに多い数のギミックが仕掛けられている。どんなに穿って見てても、「そういうことだったのか!」っていう笑いが絶対に生まれてくる。
さらに、題材が「ホラー映画」だということが最大の妙。タネがわかってても、前半と後半の雰囲気のギャップに笑うしかない。② 雰囲気の反転による笑いを掴ませるのが本当に上手い。
そして、やっぱり③ 登場人物が皆一生懸命なのがいいんだよね。だから笑えるし、最後のシーンは感動する。登場人物が必死であればあるほど、その分面白くなるし、ラストシーンが生きてくる。
めっちゃオススメです。
まだ見てない人は映画館へぜひ!