ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風
Episodio 21 キング・クリムゾンの謎
ナランチャが泳いでいくシーンで泣いた。
原作では全然ウルっともしてなかったし気にも留めてなかったシーンだったのに、音楽の盛り上げ方が上手だったのか、ナランチャの表情の表現が抜群に上手かったからなのか、声優さんの演技が良かったからなのか、それとも俺も歳を重ねて価値観が変化したからなのか、とにかく子供の頃はじめて読んだ時には特に何も感じなかったこのシーンに、感動して泣いてしまった。
すごく良かった…!
対して、フーゴとの別れもめちゃくちゃ切なかった。
これは完全に『恥知らずのパープルヘイズ』を読んだせいだ。
こうして見ても、やっぱりフーゴは可哀相だと思う。
どう考えても完全に展開の犠牲者だ。フーゴも一緒に行かせてやりたかった…。
でも同時に、やはりここでフーゴを離脱させない選択肢はなかったなと、今日見て強く再確認した。ここでフーゴの足が動かなかったからこそ、この場面はこんなにも名場面になったんだ。ここであっさりと全員がボートに乗ってしまったら、この場面は漫画の「お約束」そのまんまのチープな展開になってしまっていただろう。
フーゴは本当に可哀相だけど、その犠牲のリターンは大きな価値のあるものだった。
「僕は…正しい馬鹿には…なれないッ!」
この台詞の追加は、すごく良かった。
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