第196話「玉狛第二㉓」
さぁて、感想戦ですね。
修を守るため、自分の殻を破った千佳
今回の感想戦で正直一番意外だったのは、自分の背後で千佳が辻さんを撃ち抜いていたことを、修が全く把握していなかったことですね。笑
自分は最後の狙撃、修から千佳に多少は指示が行っていたと思っていたのですが、100%千佳の独断だったことが明らかになりました。
そうなると、試合前に言っていたヒュースのこの言葉が、そのまま実現した形になります。
修を守るために、自分の殻を破った千佳。
そう考えると、このシーンがより一層熱い展開に見えてきます。
先日仲間内で「ワールドトリガーを語る会」をやったときに、
このコマが、「割れた窓ガラスが、千佳が自分の殻を破ったことを表現していて好きだ」という意見があり、なるほどと思いましたが、
千佳が完全に自分の意志で撃ったことから、そのことがより確実なものとなりました。
ちなみに辻ちゃんは鉛弾ではなく通常弾で撃ってくる可能性はきちんと考えてるんですよね。でも、アイビスで明確な殺意を持って撃ってくることは予想できなかった。
読み返して気付いたんですが、このシーンでしっかり瓦を掴んでるんですよね。
ホント、芸が細かい。
チームで考えた作戦、チームで掴んだ勝利
修の追尾弾を切り札にするのはチームで考えた作戦みたいですね。
修の発案だとしても、ちゃんとチーム内で共有されていた。
そりゃそうか。
前回、「ヒュースの切り札の変化弾すら、自分の切り札の目くらましにしていてすごい!」と書きましたが、ヒュースの側もそれを狙ってやっていたんですね。
ていうかエスクードで二宮さんのところに飛ぼうとした動きですらその伏線なのかよ。すごいな。
試合の中でヒュースが強さを魅せつければ魅せつけるほど、修が弱さを見せつければ見せつけるほど、最後の一手は誰にもバレなくなっていく。
2人の対比と連携が最高に生きた作戦でしたね。
備考:誘導弾と追尾弾の違い
今回「ハウンド」の表記が途中から「誘導弾」から「追尾弾」に変わっていたのが気になったので調べてみたら、こんな違いがあるようですね。
知らなかった。
次号は香取隊vs.諏訪隊vs.那須隊?
次号は丸々別チームたちの戦いを描くんですかね?
修たち以外のチームの戦いも見たかったから嬉しいっちゃ嬉しいけど、ガロプラ戦、大規模遠征、A級ランク戦(しつこくあると信じてる)と山のように控えてるのに、描いてる余裕あるんすかね…?
まぁ、葦原先生なら何がどう転んでも面白くなるはずなんで、黙って期待しときましょう。
おまけ
クラウチさん解説上手すぎでしょ。
試合してるときより輝いてない?
あとここの小南先輩の「私はわかってたけど」発言に対する生暖かい表情がなんかウケる。