ワールドトリガー
毎月きちんと連載を追いかけているけど、単行本で一気に読むとまた違った面白さに気付くので、今回も21巻単行本のレビューを。
今回は、
① 試合開始まで
② 試合開始後
③ おまけ
の3つに分けてレビューしていきます。
試合開始まで
まずは試合開始までの伏線張りパートについて。
一気に読んで一番印象に残るのが、
とにかく弓場さんが良キャラすぎる。
表面的な人当たりはめっちゃ恐いのに中身は超いい人っていうギャップもいいし、変な眼鏡かけてるビジュアルも好きだし、何より 近接1対1銃手(タイマンガンナー)っていう戦闘スタイルが斬新すぎる!!
弓場さんって、連載開始前に生まれてたキャラクターだったんだね!「メインキャラが食われる」「世界設定が壊れる」っていうのは、ちょっとわかる気がする 笑。いろんなキャラがひしめき合うようになった今だから、ようやく出せるようになったって感じなんかな。
そして試合前にもう一つ気になったのが、二宮隊が試合直前にやっていた練習。
連載時に見たときは、「辻ちゃんと犬飼くん、何スカしてんのwww」ってギャグシーンとしてしか見てなかったけど、冷静に見返してみると、何らかの作戦のシミュレーションだよね、コレ。
一体この練習シーンが何を意味しているかで、今後の試合展開も変わってきそうだなぁ。
予想しようとしたけど、さっぱりわからん。
試合開始後
やはり試合は、一気に読むと 密度 と スピード感 が凄い!!
初っ端から色んなこと起こりすぎでしょ。たった3話でどれだけ試合が動くのよ。
いつもは最初の一人が落ちるのに結構時間がかかる印象だけど、今回は初っ端から戦いが展開していくね。その「最初の一人」は、残念ながらヒュースになりそうだけど…。
そしてこれだけ大人数に囲まれて猛攻撃を受けてもいなし続けるヒュースがやっぱり凄ぇ。
これ単行本派はここで数ヶ月待たなあかんのかぁ。
こらぁ、しんどいでぇ。
2ヶ月待たされた俺らでさえ、かなり辛かったのに。
単行本派の皆さん、苦行の数ヶ月間、頑張ってください。笑
おまけ
相変わらずおまけの豪華さがすごい。
質問コーナーの答え方、「ボーダーは民間組織なので、軍隊的な様式を採ることで国や世間の反発や警戒を生むことを懸念 したのかもしれません。」っていう言い方。「懸念しているのです。」じゃないこの言い方がたまらなく好きなんだよね。
ワールドトリガー世界は自分が生み出してる創造世界じゃなくて、どこかに実際に存在している世界で、自分はあくまで "紹介" してるだけ、っていうこのスタンスを貫くの、創作者の鑑だよ。
そして全員の出身高校まで事細かに決めているのがもう凄すぎる。
実際に高校が舞台だったり、もっとキャラクターが少なかったらいざ知らず、これだけキャラクターが沢山いて、しかも誰がどこ高校かなんて本編に全く関係ないのに、どの高校がどんな特色があって誰がどこの高校に通っているかを全員細かく決めているのがホントにこの人の頭ん中どうなってんだろうな。設定の鬼だな。漫画のキャラクターのバックグラウンドにリアリティを持たせるためにどんだけ命かけてんだろ。凄いよ。
おわりに
とにかく今回も満足な1冊でした。
次巻も楽しみだ。
次巻は丸々1冊ランク戦になりそうだからね、連載で1話1話読んでいたとしても、単行本出たときに9話まとめて読んだらまた全く感覚違ってて面白いんだろうなぁ。
来月の連載の続きも楽しみだし、
単行本22巻の発売も今から楽しみです!!