ふたりはふたご
俺たちの世代なら誰もが馴染みがあるだろう、
NHK教育テレビで4年にわたって放送され続けた海外ホームドラマ、
「フルハウス」
そのフルハウスの末妹、ミシェル役を二人一役でつとめた双子の姉妹、
オルセン姉妹が主演しているドラマ
「ふたりはふたご」
が、とんでもなく面白い。
のに!!!
日本語版のDVDが発売されていない!!!!!
もう一度見たいのに、ネットのどこを探しても、日本語吹き替え版のDVDもBlu-rayもVHSも見つからない!配信もされてない!
ていうか数年前に探したときは海外版のDVDならあった気がするのに、今探したらそれすらなくなっている!
ネット上に誰かがアップしている動画すらない!
頼む!NHKさん!日本語版DVDを販売してくれ!!
それが無理なら、せめて再放送!再放送をお願いします!!!
ていうかコレ、お願いする先はNHKで合ってるのか?
同じようなドラマ「ふたりはお年ごろ」のDVDはワーナーから出てるけど、ワーナーにお願いする案件か??
どこだかわからないけど、出してくれたら言い値で買うので、ぜひとも販売をお願いします…!
作品解説
先に述べたように、『フルハウス』のあの めちゃくちゃ可愛い末の妹「ミシェル」を演じたオルセン姉妹が、フルハウスの終了後に主演をつとめた海外コメディホームドラマ。
シングルファーザーに育てられる11歳の双子の姉妹を、メアリーケイトとアシュレーが、本名そのままで演じている。
半分に開かれた家のセットや、劇中に入ってくる観客の笑い声や、基本1話完結の家族がテーマのホームドラマであるなど、テイストはほぼほぼフルハウスと同じだと思ってもらって問題ない。
やんちゃな双子と大学生の破天荒な美人ベビーシッターと真面目なパパの巻き起こす日常のドタバタが、とにかく笑えて面白い!!
あらすじ
11歳の双子の姉妹、メアリーケイトとアシュレーは、大学教授の父親のケビンと3人ぐらし。
ある日父親のケビンが新しいベジーシッターを募集すると、大学の教え子で問題児のキャリーが応募してくる。
はじめは若くて破天荒なキャリーが娘たちのシッターになることに反対だったケビンだが、難しい年頃の女の子の良き相談相手になってくれて、娘たちもキャリーに心を開いている様子を見て、キャリーにベビーシッターをお願いすることに。
やんちゃな双子と、破天荒な大学生であるキャリーと、真面目だけどどこかズレてるケビンの4人が巻き起こす、日常のドタバタ騒動を、面白おかしく描いていく。
「ふたりはふたご」の魅力
「フルハウス」よりも毒気があり、「ふたりはお年ごろ」よりも親近感がある
「ふたりはふたご」の面白さはどこにあるのか?
基本は「フルハウス」と同じ、ジョークとユーモアに溢れたコメディを楽しむドラマだと思ってもらえればいい。
自分がフルハウスよりも「ふたりはふたご」が好きなのは、
フルハウスは「キレイすぎる」んだよね。
フルハウスは放送開始時点で姉妹が全員10歳以下だから当然っちゃ当然なんだけど、子供が見ても大丈夫な健全なエピソードがほとんどだ。
ブラックジョークや皮肉に溢れた表現も多いけど、最後はきちんと綺麗にまとめにくる印象。
ふたりはふたごも健全でキレイな話なのは同じなんだけど、フルハウスよりもやや毒気が効いている気がする。
姉妹が両方11歳と、アメリカではかなりお年頃なのに加え、パパも若くて、もう一人の主人公のキャリーは大学生。
だからか、フルハウスに比べて、ブラックジョークや皮肉に溢れたエピソードが若干多い。
どっちもEテレでやるような健全なドラマではあるから、その差はあくまで 若干 に過ぎないんだけど、この若干の差が、「ふたりはふたご」をたまらなく俺好みのドラマにしている気がする。
フルハウスを見ていたときに感じていた物足りなさをふたりはふたごはバッチリ埋めてくれて、おかげで全22話はじめっから終わりまでゲラゲラ大笑いしながら見ていた記憶がある。
逆に「ふたりはお年ごろ」まで行くと、海外のセレブでパリピなノリがすごい強くて、親近感が沸かなくて見る気が起きなくなってしまう。
「ふたりはふたご」くらいの温度感が、自分にはすごくちょうどいい。
漫才×2
「ふたりはふたご」の大きな魅力が、メアリーケイトvsアシュレー、ケビンvsキャリーの2組が繰り広げる、テンポの良い漫才会話劇。
この2組は「ケンカするほど仲が良い」を地で行く関係性で、心の底では信頼し合ってるし大好きなんだけど、普段はいがみ合ってるから、2人で話していると遠慮のない皮肉やイヤミや悪口がバシバシ飛び出してきて、聞いててめちゃくちゃ面白い。
双子がもんのすごい可愛い顔して全力で毒付き合うのも面白いし、
最初は正反対で犬猿の仲だと思われていたケビンとキャリーがどんどん距離を詰めていくのも微笑ましい。
このドラマの日本語吹き替えの会話劇が楽しすぎて、一時期台詞を覚えちゃってたもんな。
日本語吹き替え版は質が高い?
これだけ面白いドラマなのに、「ふたりはふたご」で検索しても、「フルハウス」と「ふたりはお年ごろ」ばっかりヒットして、全然結果が出てこない。
おそらく人気がなかったんだろうけど、その理由が、元々の海外版を見て少しわかった気がする。
自分は英語が全然わかんないけど、それでもケビンとキャリーの演技が「ん?これは…」とちょっと微妙に感じたんだよね。
実際、ケビン役とキャリー役の俳優さんは検索しても全然ヒットしないし。その後活躍しなかった人なのは確かなようだ。
もしかして吹き替え版の日本人声優さんの力量が高かっただけで、本家のアメリカ版では評価が低かったのかな?
オススメのドラマ!なんだけど…
このブログは読んでくれている人にオススメの作品を紹介するブログだ。
だからいつもなら、「オススメなので絶対見てください」と〆るところなんだけど…。
今日の作品はなんせオススメしたところで 今現在どうやっても見る手段がない のだ。
なんと悲しいことなのか…。
とりあえず、この願いがNHKさんに届くことを願うのみである。
みなさん、もしこの先DVDなどが出ることがあったら、ぜひ見てみてください!
フルハウス シーズン1-8 全話まとめ見ブルーレイ (8枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2019/07/03
- メディア: Blu-ray