いやー、2回見ても笑える。
リピーター多かったのか今回は最初から笑い声が多かったわ。
というか2回目の方が楽しいかも。伏線張りの最初の1時間が丸々爆笑の時間に変わるから。
2回見ると最初の37分は笑い堪えるの大変だねw。笑っちゃうこと自体が初見の人へのネタバレになるから俺は必死に堪えてたんだけど、後ろの席の人が遠慮なく大爆笑してて、「ネタバレやめてくれー!」と思いながら見てたw。
中盤の撮影開始までの準備パートも、1回目はそうでもなかったのに2回目はめっちゃ笑えた。オチがわかってるから笑えないんじゃなくて、オチを知ってるからこそ笑っちゃう場面がめっちゃ多い。
総じて、この映画は2回目の方が全編通して退屈せずに見れるわ。
さて、1回目見たとき、思いっ切りコメディ映画なのにラストシーンで感動して泣きそうになってしまって、「なんで俺こんな笑える映画で泣きそうになってんだ!?」って思ったけど、終わった後感想を検索したら、同じように「泣いた」って人がけっこういたんだよね。
その理由が、このインタビュー記事を見てわかった。
(注意)映画『カメラを止めるな!』を観た感染者限定。 上田慎一郎監督&市橋浩治プロデューサー 13000文字越え!インタビュー | ダ・ヴィンチニュース
―――リアルに37分ワンカットを撮っている僕たちにも、トラブルが起きている(カメラに血のりが付くなど)ので、「完成形のシナリオ」からは構造的にもう1回変わっている。劇中の日暮監督が置かれている状況は、まさしく自分が現場で置かれている状況でした。
この映画のスタッフは、前半の37分のワンカット映画を 実際に撮っている んだよね。
その中で、作中のように奇抜なトラブルではないにしても、きっと様々なトラブルが起こっていて、アドリブが入ったり、展開が変わったり、苦労もして、作中作を完成させた。だから、後半の映画を一生懸命完成させようとする姿は、ただの演技じゃなくて、実体験を伴ったリアリティあるものになるから、見ていてあんだけ笑えるし、最後は泣ける。
ラストシーン、スカしたイケメン俳優や薄っぺらなアイドルや適当なプロデューサーがみんな一皮むけて、ゾンビメイクで真っ白になった眼をひん剝いて必死にピラミッドを作る姿は、笑えるし、泣ける。
みんなで一体になって我を忘れて物作りをするときの、大変さと、終わった後に晴れ晴れした達成感に変わるその苦労が、あの一場面に凝縮されてる。
だから、感動するし、泣いちゃうんだよね。
見終わった後に、晴れ晴れとした、爽やかな気分になれる映画。
最後の、肩車の写真の伏線回収は本当に見事でした。
【Amazon.co.jp限定】カメラを止めるな! [DVD] (「ONE CUT OF THE DEAD 現地リハーサル通しver.」DVD付)
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2018/12/05
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る