週刊少年ジャンプ 2020年30号
灼熱のニライカナイ
読みやすさだけが売りで、しかし、たったそれだけでアニメ化までのぼりつめた『べるぜバブ』の田村隆平先生の新連載が開始!
面白かったです!
面白かったんですけど…
何の話か全然わかんなかったです
ギャグなのかコメディなのかシリアスなのかこの先長期サスペンスに行くのか1話完結式になるのかバトルに移行する可能性があるのか、何一つわかんなかったんですよ。
にもかかわらず、何が面白いのかわからないけど なんだか面白く感じた。
そういえば前々作の『べるぜバブ』もそうでした。毎週ちゃんと読んでるし、それなりに楽しく読んでるはずなのに、この漫画のジャンルはコメディなのか?バトルなのか?それ以外の何かなのか?最後までよくわかりませんでした。
これは自分だけなのかと思っていたんですが、ネットで感想を検索する限り他の読者もそうだった様子。にもかかわらずある程度人気が出て アニメ化までした って、逆にすごくないですか!?
考えてみればこれこそが田村先生の強みなんだと思います。読んでてジャンルすらよくわからないぐらいフワッとした話を描くにもかかわらず、絵は見やすく、会話はテンポが良く、キャラクターは好感度が高い。だから、圧倒的に読みやすく、なんだかそれなりに楽しい、面白いと感じる。
今ジャンプは中堅人気漫画が軒並み連載終了して、これから玉石混合の新連載が山ほどスタートしていくので、『腹ペコのマリー』みたいな明らかな致命的な失敗と弱点がなければ、ある程度連載は続くのではないでしょうか。
あれは明らかに設定が失敗だったからなー。入れ替わり設定が分かり辛い上に、ストーリー的にも完全に足枷になっていた。
Dr.STONE
いやぁ、今週はグッと来ちゃいましたよ。
遠い海外の才能あふれる少年に、人知れずエールを送り続けるNASAの天才科学者。
ゼノは確かに野心と支配思想を持つ多少危険人物な側面はありますし、現に今千空たちの敵に回っているワケですが、それでも千空に科学の教えと夢を与えてくれた人物であることは変わりない。
例え敵としてでも、この2人が数千年の時を超えて、この石の世界で出会えたという奇跡には、胸に熱いものが込み上げてしまいます。
師匠越えは少年漫画の定番イベント!果たして千空は、この大きな試練を乗り越えることができるのでしょうか!?
ハイキュー
これ、ルール的にありなんスね。
敵陣の外側でアウトになるボールを取りに行くやつ。
いやぁ、ルール的にOKでも、やる奴いないでしょ。いるのかな? どちらにしろそんなところからトス上げられたら鳥肌立つわ。
今回の影山のプレーに対して、研磨が邪悪な笑みを浮かべたり心底嫌そうな顔したりすんのがめちゃくちゃ良かったですね。自分、研磨大好きなんで。
さて、ここんとこ毎週 怒涛のように面白さを次から次へと突きつけてくる この漫画。
果たして最終回が近いんでしょうか?それとも…?