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【感想】ワールドトリガー 22巻

ワールドトリガー

 

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表紙が千佳ちゃん!

異例の二度目の主人公勢。

前回、表紙が2回目の主人公勢だったのは、10巻の大規模侵攻編のクライマックスだったんで、今回の決着をアレ並に気合い入れて描いていたというのが、こっからもわかりますね。

 

あんときもあのラストに向けて伏線を張りまくっていましたが、今回もこの最高の結末に向けて全て計算尽くで描いていたのですね。

 

葦原先生あな恐ろし。

 

ワールドトリガー 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ワールドトリガー 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:葦原大介
  • 発売日: 2020/06/04
  • メディア: Kindle版
 

おまけについて

今回のおまけはやや軽めでしたね。

いや、いつもが豪華すぎるんですけど。

 

最後の葦原先生の仕事用の多重人格の紹介は面白かったですね。

これ普通に仕事術として参考になるかも。自分の中の様々な側面を別々の人格と割り切って区分けさせて、状況に応じて意図的に引き出すという。

仕事できる人はこういうことを息をするようにできるんですよね。

一見悪い人格も、ちゃんと良いところがあって役に立っているというのも、仕事ができる人らしい物の見方だし、葦原先生らしい世界観だなと。

 

 

読み返してみて

やっぱ単行本で一気読みするとまた違った感覚が味わえて良いですね。

 

やはり一人落ちたところから試合がバタバタと動いていくスピード感とワクワク感はスリリングでめちゃくちゃ楽しいですね。

毎月1話ずつじっくりゆっくり追っていくのも楽しいですが、こうやって9話一気に読むのも楽しい。ちょっと単行本派の人も羨ましいな。どっちを取るか迷うところ。

 

そしてあらためて伏線だらけの22巻ですねぇ。

結末を知ってると初っ端からニヤニヤが止まらん。

ヒュースが無理矢理囲みを抜けようとするところとか、追尾弾の性能について細かく解説する場面とか、王子をはじめ観客たちが「修じゃなくてヒュースが生き残っていれば…」みたいなことを言う全てのシーンとか、あらゆる場面があの結末につながっていたかと思うと、面白くって仕方がないですね。

どんだけ伏線張るんだっていう。正直この22巻を読むためだけに今からワールドトリガー全巻を1から読む価値はありますよ。今から初見でこの結末に向かって読める人が素直に羨ましい!

 

作中の登場人物も、そして我々読者も、全て欺き切った修と葦原先生は素晴らしすぎる!

あの結末読めてた人いるんかな?いるだろうなぁ。読者は全国に何百万人といるんだから。でも決して多くはないはず。

 

あらためて、近年稀に見る最高の伏線回収と、満足感の高い一戦でしたね。