週刊少年ジャンプ 2021年14号
先週の週刊少年ジャンプ感想の記事に対して、割と厳しめのコメントを頂きました。
「楽しみ切れないものの感想をわざわざ書かなくていいのでは?」
と言われ、ドキッとしました。
や、これが、自分なりに自信と信念を以って書いたものであれば、厳しいコメントを貰おうと、揺らぐことはなかったんですけど、自分でも書きながら、「ヤバい、あまりにも書くことがなくて、上から目線の不快な記事になっちゃったな」って、薄々思ってたんですよ。
だから、痛いところ突かれたなって感じでした。
不快に感じられた方、申し訳ございませんでした。
正直、最近のジャンプ、つまらなすぎて書くことがなかったんですよ。でも、引っ越しやら何やらでプライベートが忙しく、ブログが中々更新できない中、週一のジャンプ感想まで切らしてしまったら、いよいよせっかく続けてきたこのブログが幽霊ブログになってしまう、という焦りから、半ば無理やりジャンプ感想を書いていました。
書きたいことがあるから、語りたい熱いものがあるから、記事を書くべきなのに、更新のための更新になっていたんです。義務感だけで書いていました。全く、あるべき姿ではないですね。反省です。
元々、この毎週のジャンプ感想も、連載中のハイキューがあまりにも面白かったから、1話1話、毎週感想を書きたくなったから始めたんですよ。だから、感想を書きたくなるほど面白い漫画がないのなら、無理に書かなくていい、っていうか、書くべきじゃない。
なので、毎週必ずのジャンプ感想の記事は、今回で最後にしようと思います。
もちろん今後も、感想を書きたくなるほど面白い話があった際は、都度上げていこうとは思いますが。
ジャンプを無理矢理全話読むのも辞めました。
今まではどんなにつまらなくて読むのが辛くても、全ての漫画に目を通していたんですけど、これからは読むのが辛くなったら遠慮なく切ろうと思います。無理に読むなんて、そんなことをしても何も生まない。
今週、10個の漫画しか読まないつもりで、一つ一つ丁寧に読んでいったら、どの漫画も久々に面白く感じました。
ワールドトリガーの記事も含め、今後は特定の媒体に対して「毎週必ず」や「毎月必ず」といった形で記事を上げるのを辞めます。素直に、心が動いたときだけ書いていきます。
毎週読んでくださっていた方、いるかわかりませんが、もしいたら、今までありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
というわけで、最後のジャンプ感想です。
Dr.STONE
うそだろぉぉぉぉおおおーーーー!!
コハク・氷月・司の死は、普通にめちゃくちゃショックです…!
や、読み終わってしばらくして冷静に考えたら、前科のある氷月と司はともかく、メインキャラのコハクがここであっさり退場するワケはないんで、司の言う通り石化の復活作用で生き返るんでしょうけど、にしても、ショックだしドキドキします。
もしかすると、コハクと司は生き返るけど、氷月だけは死んでしまうかもしれない、とか…。
感情移入したキャラクターが死亡したって意味でも勿論めちゃくちゃショックなんですけど、この時代って『人材』って資源そのものが超貴重なはずで、特にコハク・氷月・司ほどの超優秀な人材なんて、どちらの陣営にとっても、どんなレアメタルよりも超超超超貴重なんですよ。
それを、こんなくだらない争いで失ってしまうことも、めっちゃショックだし戦慄するほどやるせないです。
奇しくも、科学の素晴らしさだけじゃなく、人類が起こしてきた戦争の愚かさを教えるためにも、子供の教育に良い漫画になっているんですかね…。
僕のヒーローアカデミア
デクが悩んでいた"無個性"こそが、ワン・フォー・オールの真価を引き出すための資格だった…!
第一話をリアルタイムで読んでいた身としては、あの第一話に感動した身としては、なんともいえず感無量な展開です…。
「OFAは"普通"の人間には渡せない」の"普通"の意味が、僕らが捉えているものと真逆なのも面白いですね。
僕らにとっては爆豪や轟のような、ヒーローのように個性を持つ人間が"特殊"で、デクのように何も持たない人間が"普通"だと感じますが、ヒロアカの世界では、爆豪や轟たちが"普通"であり、デクのような無個性な人間こそが"特別"である。
僕らの世界、ヒロアカの世界、世界観は真逆でも、"個性的"な、"特別"な人間がヒーローになれるのは同じ。そしてヒロアカの世界では、持たざる者であるデクこそが、その"特別"な人間だったんだ。
この逆転現象はずっと考えていたんでしょうね。能力を「個性」と呼ぶ独特な表現を含め、全てはこのメッセージの伏線だった。
そう考えると、あの第一話のオールマイトの台詞「キミはヒーローになれる」も違った意味を帯びています。あのときは、「個性を持たない君でもヒーローになる資格はある」という意味で捉えていましたが、むしろ逆で、「個性を持たないという"個性"を持つ君だけが、特別なヒーローになれる」って意味だったんですね。
選ばれし者じゃない持たざる者でもヒーローになれるっていう夢物語だと思っていたのに、結局選ばれし者しかヒーローになれないという残酷な話と取るか、持たざる者と蔑まれてきた者こそが実は選ばれし者だったというみにくいアヒルの子的な美談と取るか、それは人それぞれでしょうか。
関係ないけど、最後の継承者って聞くと、ロマサガ2の最終皇帝を思い出しますね。
呪術廻戦
やっぱり戦闘シーンはスタイリッシュでめちゃくちゃカッコいいですね。
これが主人公vs主人公の戦いだってのも胸が熱くなる要因の一つではありますが。
そして胸を刺される虎杖。序盤以来久々の死です。一瞬ドキッとしましたが、宿儺が出て行こうとしてニヤッと笑って止めたってことは、何かが起きたんでしょうね。楽しみです。
一方で脹相は苦戦しつつも、「10人兄弟の兄」として腹を括ります。
脹相たち3兄弟ってなんか雑魚っぽい見た目と登場の仕方だから、モブキャラだと思って読み飛ばしていたんですけど、めちゃくちゃ重要なキャラクターだったんですね。
どっかで考察されていたように、九相図と虎杖は本当に兄弟なのでしょうか?だとすると、虎杖の出生の秘密に、この物語の核心に迫るような何かがありそうですね。そしてそれは、脹相たち九相図とも関係があるし、虎杖が宿儺の器たれる理由にも関係がある、と。
今更ですが、脹相には今後しっかりと着目しながら読んでいきたいと思います。