にわかじこみの一般人。

漫画・アニメ・ゲームなどを中心に、おすすめのエンタメをわかりやすく紹介していきます。

【漫画】今後レビューを書きたい 好きな漫画をひたすら並べ挙げてみる その2

 

ライジングインパクト

ライジングインパクト (1) (ジャンプ・コミックス)

ライジングインパクト (1) (ジャンプ・コミックス)

 

ジャンプが誇る名作ゴルフ漫画。俺たちの世代の人間がパターゴルフに行くと「俺にはシャイニングロードが見えている」と必ず誰かが言い出すのはこの漫画の影響。小学生が400Y飛ばしたりするとんでもスポーツ漫画ではあるけれども、ストーリーは熱くて笑えて泣ける極めて王道な少年漫画。キャメロット杯のラストは読むたび毎回ボロ泣きする。作者の鈴木央は自分と同じ福島県須賀川市の出身で、ウチの高校の合唱部の定演に協賛してくれた(パンフレットにライジングインパクトの広告を載せてくれた)。作中に須賀川の名を冠したキャラクターも登場する。

 

 

七つの大罪

七つの大罪(1) (講談社コミックス)

七つの大罪(1) (講談社コミックス)

 

鈴木央を語るならばこの漫画を語らないわけにはいかんでしょ。ライジングインパクトを含む幾つもの打ち切りを経て、ついに大ヒットした鈴木央のファンタジーバトル漫画。ライジングインパクトの頃から、「あぁ、この人本当はアーサー王物語みたいな剣と魔法のファンタジーが描きたいんだろうなぁ」というのはひしひしと伝わってきていたので、その願いが叶って何より。読みやすさと迫力を両方兼ね備えた、躍動感の表現が素晴らしい画力の高さが売りで、その画力をふんだんに活かしたインフレバトルの熱さと緊張感は必見。

 

 

ワンパンマン

ワンパンマン 1 (ジャンプコミックス)

ワンパンマン 1 (ジャンプコミックス)

 

強すぎる男と彼を取り巻くキャラクターの戦いの日々をコミカルに描いたヒーローバトル漫画。アマチュアがwebで無料公開していた漫画がアイシールド21村田雄介によってリメイクされ、(元々秘かに人気があったが)世に広まり大ヒットしたという異色の経歴を持つ作品。俺もリメイク前から追いかけていたファンの一人なので、リメイク後じゃなく原作について語りたい。あの下手な絵なのにハマってしまう不思議な魅力。ちなみに60歳過ぎたウチの父親はアニメを見てドハマりした。「ワンパンマンの続編はいつやるんだ?」と口癖のように聞いてくる。

 

 

モブサイコ100

モブサイコ100 1 (裏少年サンデーコミックス)

モブサイコ100 1 (裏少年サンデーコミックス)

 

強すぎる超能力者の少年と彼を取り巻くキャラクターたちの日々をコミカルに描いた超能力バトル漫画。ワンパンマンと同じONE氏の作品だが、こちらはリメイクではなく正真正銘本人の絵で商業連載されている。絵は上手くはないがコマ割りや構図といった「漫画力」は高く、ストーリーやプロットも申し分ないのでめちゃめちゃ面白い。何よりアニメの出来が素晴らしくいいので、既読の人も未読の人もアニメを見てほしい。2期が来年の1月から放送開始なのでめちゃくちゃ楽しみ。

 

 

かくかくしかじか

東京タラレバ娘」「海月姫」の東村アキコが、自身の半生を恩師との絆を中心に描いていく自伝エッセイ漫画。夢の大学生活に浮かれて堕落するエピソードとかすごい共感できたりもするんだけど、何より恩師の日高先生との絆が素晴らしくて泣けるんだよね。先生が帰った後にお酒が置いてあったシーンとか、切なくて「あぁ…もう……もう!」ってなる。

 

 

東京タラレバ娘

東村アキコ先生を語るならばこれを語らないわけにはいくまい。結婚という夢を逃したアラサー女子たちの苦悩と奮闘を、生々しくリアルに描いた問題作。この漫画、男性目線でレビューするのはすごい難しいんだよね。男にとってはただの面白い漫画だけど、該当する立場にある女性にとっては恐怖新聞並みに恐怖の書物らしい。とりあえず、各巻巻末に収録されてる東村先生のお悩み相談室が本編と張るぐらい面白い。

 

 

とっても!ラッキーマン

幸運だけで全てを乗り切るトンデモヒーロー、ラッキーマンを中心としたヒーローたちの戦いを描くギャグバトル漫画。バクマンとの比較考察記事では触れたが単品ではまだレビューしていない、好きな漫画。絵が下手なのに面白いし、何より「稚拙な絵のギャグマンガ」なのに要所要所で泣けるのがこの漫画のスゴいところだ。以前の記事でも触れた男のロ・マンのエピソードと、「超ちゃーん固くなるなー!練習通りいこうぜー!」のシーンは泣いた。し、今でも大好き。

 

 

この手をはなさない 

こどものおもちゃ」の作者、小花美穂が描く恋愛漫画。たった2巻で終わるのにこの面白さ、この完成度の高さはスゴい!さすがは「こどちゃ」の作者だけあって、ギャグの切れとシリアスの重さの両立は完璧。というか、小花美穂のこの頃の作品は読み切り含めてどれも完成度が高い。こどちゃが好きなら、小花美穂の短編集は全部買い集めて読み漁ることをお勧めする。

 

 

LIAR GAME

ドラマ化して大ヒットしたんで、知らない人は少ないだろう。頭脳戦特化漫画。作者が考えたオリジナルゲームに、莫大な借金を背負って逃げ道を断たれたプレイヤーが人生を賭けて挑戦していくという、最近流行りの雛型の先駆け的存在。結局最初のゲームである「少数決」が一番面白かった気がしないでもないが、中盤までは割とどれも面白かった。「感染ゲーム」とか幕切れがスカッとしてカタルシスがあり、結構好きだった。

 

 

CLAYMORE

半人半妖の女戦士「クレイモア」たちの戦いを描いたダーク・ファンタジー。この漫画も進撃の巨人などと同じく、世界そのものに謎が隠されている系の作品。シリアスなストーリーや女戦士たちの悲しい運命など見所が多い作品だけど、俺がこの漫画の何が好きって、クレイモア内で彼女らの強さの序列を示す「ナンバー」がハッキリと決まっていること。「フェアリーテイル」もそうだけど、その組織内でのNo.1からNo.5の実力を持つ奴が名前だけ先に出てきて、そいつらの姿形や実力が後から明らかになっていく展開とか、もう最高じゃありませんか?もっとこういう「ナンバー」っていう設定をもっていて、それを活かした漫画って他にないもんかね。

 

 

ましろのおと

津軽三味線をテーマにした漫画。沖縄の三線ではなく、青森の津軽三味線である。読むと必ず津軽三味線の音色を聞きたくなる漫画。俺も元々津軽三味線の音色が好きだったが、この漫画を読んだあとに You Tube で「じょんがら節」の動画を検索して見漁って心震えた。そんな三味線の音色の魅力を、音が聞こえない漫画というメディアで表現しているのは見事。作者はなんと『赤ちゃんと僕』の羅川真里茂!調べるまで、同じ作者だって気付かなかった…。

 

 

銀魂

銀魂-ぎんたま- 1

銀魂-ぎんたま- 1

 

現在70巻以上も刊行され、腐女子を中心に一大ジャンルを築き上げた週刊少年ジャンプのビッグタイトル。打ち切り寸前だった最初期の頃は今や遥か昔だ。当時ジャンプで第1話を読んで「あーこの漫画、俺は好きだけど打ち切られるだろうなー俺は好きだけど」って思ったのが懐かしい、みんながそう思ったからここまで大ヒットしたんだろうな。立ち読みしたジャンプで第7話を読んで、コンビニでボロ泣きしてしまって以来何気にファンです。大方の男性ファンがそうであるように、自分も最近の長編シリアスより初期の1話完結ギャグの方がずっと好き。

 

 

今日から俺は!!

ヤンキー漫画というよりギャグ漫画。この漫画はホンっっっとに笑う!一から十まで全部面白いけど、何が一番面白いって、既読組は同意してくれると思うけど、やっぱ「今井」でしょ。卑怯な三橋とバカな今井とのやりとりに毎回笑わせられる。というかこの作者、西森博之の漫画は全部面白い。個人的には「お茶にごす」「道士郎でござる」もオススメ。「天使な小生意気」は悪役の非道がちょっとエグすぎて読むのが辛かった…。ちなみにドラマは怖くて見れません。あんな大コケ臭しかしない実写化なんて…。原作ファンで見たという勇気ある方、思ったより良かったという場合のみ感想教えてください。

 

 

ブラック・ジャック

Black Jack―The best 12stories by Osamu Tezuka (1) (秋田文庫)

Black Jack―The best 12stories by Osamu Tezuka (1) (秋田文庫)

 

言わずと知れた名作医療ヒューマンドラマ。手塚治虫の作品は今読むと流石に古いと思うものもあるけど、この作品はいつ読んでも色褪せない。一番好きなエピソードは、ミーハーと言われようともやはり『おばあちゃん』だ。「それが聞きたかった」の名台詞は何度読んでも泣く。他に好きなエピソードは『六等星』『上と下』『古和医院』など。