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【漫画】ワールドトリガー を 単行本で買うべき3つの理由

ワールドトリガー

 

またワールドトリガーの話。

なんかワールドトリガーのファンブログみたいになってきたな、このブログ。

 

ワールドトリガーの第19巻を買いました。

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このブログを読んで頂いている方はご存知の通り、自分はワールドトリガーをジャンプで毎週追いかけています。だから、今回の第19巻に収録されている話は全部1回読んでいる。にもかかわらず、書店で新品の単行本第19巻を購入した理由は、単純に 葦原 大介 先生 と ワールドトリガー を 応援するためだけ だった。(最近は漫画村とかの事件もあったせいか、続いてほしい優れたコンテンツにはきちんとお金を払うべきだと思っており、こうした課金をすることが稀にある。お布施みたいなもんか。)

 

しかし、今回初めてワールドトリガーの単行本をきちんと買って読んで、とても驚いた。

ワールドトリガーは、連載で1回読んでいても、あらためて単行本を買うべきだ。という理由があることに気付いたからだ。

 

 

 

理由その① オマケの充実度合いがハンパじゃない

一番の理由はなんといってもコレ。表紙のカバー下に各キャラクターの紹介文が載っていたことは知っていたけど、あらためて読んでみるとこれが詳細だし面白い!クラウチ綾辻さんが同じ学校の生徒会長と副会長だったなんて初めて知ったし、「野生の王子を倒すと5%の確率でクロワッサンを落とす」とか「王子隊の制服は羽矢さんが暴走してあやうくもっと中2病感溢れるものになりかけた」とか文章もいちいち面白い。

加えて、中のQ&Aコーナーも充実度がすごい!ボーダーのシステムや各キャラクターのキャラクター性について、いちいちすごく細かく掘り下げられている。しかも何がいいって、回答の仕方が「~~らしいですよ」とか「たぶん~~だと思います」という言い回しで、作者が創作者じゃなくて、あくまで「本当に存在するワールドトリガーの世界と登場人物をよく知っているだけの人」というスタンスを貫いているというところ。フィックション作品創作者の鑑と呼ぶべき姿勢だ。

他にも、旧ボーダーメンバー19人の全員の名前をさらっと公表しているし、今回で言えば休載に関する裏話を詳細に語っているし、とにかく読者へのサービス精神の旺盛さが半端ない。

ワールドトリガー世界は、単行本まで読んで初めて完成するものだったんだなぁ。

 

理由その② 「9話」という話数はあらためてじっくり読み直すのにちょうどいい

ワールドトリガーはご存知の通り、世界観の緻密な描写や細かいディテールにまでこだわっている漫画だ。だから、全巻一気読みよりも毎週1話ずつ連載で追いかけていった方が面白い。そう思って、自分は今まで単行本を買わずに連載だけを追いかけていたのだけれど、連載で一度読んだうえで、9話というある程度まとまったボリュームを改めて読むと、また全然違った感覚が味わえて面白い!

全巻一気読みでも連載で1話ずつでもなく、9話という一区切りのボリュームをじっくりと読むことで、各場面場面のスピード感がわかったり、一気読みや連載では気付かなかった前後のつながりに気付いたりできる。

 

理由その③ 公式のグッズを手元に所有しているという高揚感が半端ない

「漫画の単行本」というのは、ある意味最大の公式ファングッズだ。カッコいい表紙、ピカピカの装丁、充実したオマケ、紙の質感、そして何より、手に入るのはストーリー本編の内容そのものである。それを自分の手元に所有しているっていうのはテンションの上がり具合が半端ないってのを、今回購入して改めて思い知った。

特に、ずっと電子版や連載で追いかけていた漫画だからこそなおさら。自分は好きな漫画はすぐにコミックス派か一気読み派に移行してしまうので、この段階であらためて単行本を買うなんて初めてのことだ。そのことが、はからずも単行本購入の魅力を再認識することに繋がってしまった。

電子化の時代に逆行するようだが、やはり実際に「物」として存在しているものを手に入れるというのはまだまだ特別なものがある。「これでいつでも、自分は紙でワールドトリガー本編を読み返せるんだなぁ」と思うと、なんだかとても嬉しい。好きな漫画を単行本で買うことのワクワク感を、あらためて思い出させられてしまった。

 

連載で一度読んでいても、単行本を買うべき理由はこんなにあった。

こらぁ、また第1巻から順に購入していかなきゃあいかんなぁ。

しかも、一気に買ったら意味がないから、1ヶ月に1冊ずつくらいのペースで、じっくりと揃えていかないと。

 

というわけで、俺と同じように連載でずっと追いかけているけど単行本は未購入だというワールドトリガーファンの皆さん、コミックス購入もオススメです。ぜひ一緒に、ワールドトリガー単行本の購入に走りましょう!

 

ちなみに第19巻の内容自体に関する感想は、すでに連載時にジャンプ感想として載せているので割愛。あらためて読み返して思ったことは、やはりこの漫画は日常パートも面白いなってこと。登場人物の会話のやりとりが自然でテンポがいいから読んでて心地よいのだ。

特に、お好み焼き屋の男性陣のやりとりは楽しかった。「ユズルが手を抜こうとしていること」や「千佳が人を撃てないこと」に対して、あんな冷静なやりとりやアンサーを出す漫画ほかにないでしょ。普通のジャンプ漫画でこの話題だったらもっと感情論や信念論になってる。こういうとこが、この漫画の好きなとこなんだよな。

 

ワールドトリガー 19 (ジャンプコミックス)

ワールドトリガー 19 (ジャンプコミックス)