にわかじこみの一般人。

漫画・アニメ・ゲームなどを中心に、おすすめのエンタメをわかりやすく紹介していきます。

【聖地巡礼】イタリア料理を食べに行こう【味が原作通り】

 

ジョジョ第4部の"あの"料理が食べられるお店

もう1年前になるんですけど、ジョジョ第4部でトニオさんが億泰に振る舞った"あの"料理がフルコースで食べられるイタリア料理店が府中にあるということで、友人と4人で行ってきました。

 

お店のホームページはこちら。

 

これがもうとんでもなく素晴らしい黄金体験だったんで、

今更の記述になりますが、レポートをあげておきます。

 

深すぎる原作愛と考察、そして料理技術から生み出される至高の味

正直、話を聞いたときは「まぁ、あのコースを食べられるって言っても、同じ品目の料理を、原作の順番をなぞって出すだけだろ」と、ナメてかかってました。

だから軽い気持ちで行ったし、入店直後は「どーせ普通のイタリア料理が出てくるんだろ」とタカを括っていました。それこそ原作の入店直後の億泰のように。

 

席につくと、まず美味い水が運ばれてきます。店長の「雪解け水じゃなくてすみません」という小粋なジョークが炸裂し、良い店だなとは思いましたが、ここまではまだ及第点に過ぎませんでした。

 

問題はその後ですよ。

まず、料理の前に、分厚い冊子を渡されるんです。

「ぜひ食べる際に、順番にこちらをお読みください」と。

 

そこで初めて「おかしい…何か…変だぞッ!この店ッ!?!?」と思うのですが、

そのときはまだその意味はわからず。

 

そして最初の品目であるカプレーゼが運ばれてきます。

見た目まで完璧に原作を再現しているカプレーゼに驚愕しながらも、食べる前にその冊子をめくってみて、腰を抜かしそうになりました。

 

そこには、原作の細かな描写と、スピンオフ作品の『恥知らずのパープルヘイズ』で言及されているトニオ=トラサルディーのキャラクター像、そしてそこから考察されるトニオさんの出自と生涯、さらにカプレーゼそのものに関する歴史と文化から、「だからきっとトニオさんはこのカプレーゼにはこういう材料を使い、こういう味付けで、こういう調理法で作ったと思うのです」という、原作愛と料理愛の溢れすぎる解説がびっしりと記載されていたんです。

 

その解説を読んだ上で、運ばれてきたカプレーゼを一口食べてみると…。

 

なんということでしょう。

原作通りの味がするんです。

 

何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも(ry

 

億泰と同じように、「ゥンまああ〜いっ!!!」と叫びそうになりました。

いや、他のお客さんがいなかったら叫んでいたと思います。

 

味が原作通り

そして、この後運ばれてくる全ての料理が、同じように深い考察と解説があり、原作通りの味がして、叫びたくなるほど美味しかったのです。

娼婦風スパゲッティーも。

子羊背肉のリンゴソースかけも。

 

単に美味しいだけじゃないんですよ。

本当に、億泰の感想の通りの味がするんです。

 

しかも材料や調理法まで、ジョジョという漫画の考察と、イタリア料理の歴史の考察をとことんまで深めた上で考え抜かれていて、それを食べる前に解説してくれるから、「あぁ、だからこの味になるのか」「だから億泰のこの感想になるのか」という理解がハンパないんです。

 

原作への新たな解釈まで生まれる、未知の体験

更に言うと、原作にも『恥知らずのパープルヘイズ』にも描写されていない、トニオさんに対する新たな解釈まで生み出しているんです。

「彼の出自を考えると、この料理にこの材料は普通は使わない、と言うことは、彼の幼少期にはこのような体験があり、だから彼はここをこのような調理法にしていると考えられる」みたいな。

そして、それが解説文と料理の味から納得できるんです。

これは、イタリア料理に対する深い知識と理解から生み出されるもので、いかに深いジョジョ愛があろうとも、イタリア料理愛があろうとも、どちらか片方だけでは決して生み出せません。

ジョジョ愛とイタリア料理愛が両方深いからこそなせる業。この店でしか決して出すことのできない、唯一無二のジョジョ原作に対する新解釈です。

 

単にめちゃくちゃ美味しいだけじゃなく、「味が原作通り」という不思議な体験も味わえて、更に原作への新たな解釈まで得られる。これを黄金体験と言わずして何を黄金体験と呼ぶのか。

 

どんな聖地巡礼よりも価値があります。

ジョジョファンなら、行かない理由はないです。

 

"あの"コースは予約が必要なので注意

行く際の注意点ですが、"あの"コースはいわゆる隠しメニュー扱いで、行く前に事前に電話などで予約して、そのコースを食べたい旨を伝えておかないと、食べることができないので、注意してください。

 

あと、フルコースですので、お値段はそれなりにします。その価値はありますが、宝くじを当てる前の仗助ぐらいお財布が厳しいという人は、友人と数人で行って、1人だけがそのコースを頼んでみんなでシェアし、残りのメンバーは普通のパスタを頼む、といった注文も、快く受けてくれます。(我々はそのように頼みました)

店長はトニオさんのようにとても気さくで良い方です。そして、"あの"コース以外の普通のメニューも全部美味しいです。(カルボナーラは絶品でした)

 

表向きは普通のイタリア料理店であり、ジョジョを知らない普通のお客さんも来店されておりますので、億泰のようなオーバーリアクションは控えめに、食事を楽しみましょう。

 

普通に料理が超絶美味しいので、ジョジョを全く知らない彼女や奥様に、真の目的を伏せたまま同行いただいても、満足いただけるかと思います。

 

ジョジョファンなら絶対に行かなければならないお店、

『イタリア料理を食べに行こう』

皆様もぜひ行ってみて、「味が原作通り」という黄金体験を味わってみてください。