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【ゲーム】スーパーファミコン時代のスクウェア発売の全ソフトを振り返ろう!

SQUARE

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先日、仲間内でFFを語る会をやって大盛り上がりしたせいか、最近、僕の中でまたレトロゲームブームがきています。

そこで、今日はスーパーファミコン時代にスクウェアから発売された全ソフトを、一気に振り返ろうと思う。

 

Wikipedia によると、スクウェアがスーパーファミコンで発売したソフトは全部で19本(サテラビュー除く)。

そのうち、自分がプレイどころか、友達がやってるのを後ろから見たことさえない『アルカエスト』『フロントミッション』『ガンバザード』『ルドラの秘宝』『トレジャーハンターG』と、マイナーチェンジ版であるFF4のイージータイプを除いた13本を、今日は語っていきたいと思います。

今回除外した5本について熱く語れるって人がいたら、ぜひコメント欄にその情熱のたけをぶつけていただきたい!

 

1991年 ファイナルファンタジーⅣ

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当時としては画期的だった美麗なグラフィックと重厚なストーリーで世間に衝撃を与えた、スクウェアの晴れのスーパーファミコンデビュー作。

「幻想水滸伝」や「アークザラット」のような中堅どころのRPGだったFFが、この作品で一気に「マリオ」や「ドラクエ」のようなトップゲームに仲間入りした、という印象。今に続くFFブランドの人気は、このときに確立されたんじゃないだろうか。

 

個人的には、後々のプレイだったので、5,6に比べるとグラフィックもストーリーもチープだなーという印象だったけど、ボス戦の戦闘曲だけはことごとくカッコよかった。特に「バトル2」の緊迫感と勇ましさはRPG最高峰。

あと、後続の作品に比べると難易度が高くて、歯ごたえ十分。それでもFF3に比べると大分易しいけど。

 

 

1992年 ロマンシング サ・ガ 

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狂った難易度と奥の深いストーリーでRPG初心者を門前払いし、RPG熟練者を虜にして離さない、伝説のRPGロマサガシリーズの記念すべき第一弾。

初っ端からロマサガらしさ全開で、複雑な戦闘システム、異常な難易度、毒の効いたテキスト、深すぎるストーリーは未だに語り草。そのヌルゲーマーお断り仕様から当時は雑誌などでクソゲーと酷評されたとかされないとか。

 

個人的には恥ずかしながら未プレイ。だが、自分が人生で一番好きなゲームの一つであるミンサガのリメイク元である。尊敬の念しかない。

ロマサガ2も3も大好きだし、いつかプレイしたいと思っている。

 

 

1992年 ファイナルファンタジーⅤ

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完成度の高いジョブチェンジシステムを引っさげて発売されたスーファミFF第2弾。戦闘ゲームとしての完成度は歴代でも最高峰なんじゃないだろうか、今でもやりこみ動画が多数投稿され続けるほど。

実は1,2から退廃的な世界観や人間ドラマを押し出してきたFFシリーズの中で、珍しく王道の剣と魔法のファンタジーの物語。でもやっぱり機械のダンジョンとか結構多い。

 

個人的には初めて触れたFFなので、FFと言えばこれという印象が強い。

なのに実は自力でのクリア経験なし。父親が何周もクリアしてるのを後ろからずっと見てたので、それだけで満足してしまったのだ。多分、下手にクリアした作品より知識も記憶もある。

 

 

1992年 半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!

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半熟英雄と書いて、はんじゅくひーろーと読む。ギャグです。コメディです。パロディです。FFのセルフパロディなどもふんだんに盛り込まれた、制作者の悪ノリ全開のギャグゲーム。その割にシステムとかかなりしっかりしていて、すごい楽しそうだった記憶がある。

何と言っても特徴は卵からモンスターを孵して戦わせるという戦闘システム。兵士たちが卵の周りを祈りながらグルグル回る光景は異様に記憶に残っている。

 

個人的には友人がプレイしているのを後ろから見ていた記憶しかないが、かなり楽しそうだったことは覚えています。

FF4既プレイ者としては、スプリミリョーネ、サマカンテ、フォーリシア、ウィンタッツオの完熟四季王は思わず「上手い!!」と唸ってしまった。

 

 

1993年 聖剣伝説2

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モーションバトルやリングコマンドなどの画期的な戦闘システムを取り入れ、後の看板シリーズの1つとなる聖剣伝説ブランドを確立した、名作アクションRPG。

FFやサガにはない、ドラクエですら真似できない、ノスタルジックなファンタジー世界の表現は素晴らしいの一言。

 

聖剣は長らく3しかやったことなかったのでずっと3派だったんですが、後々プレイしてそのストーリーの完成度に驚きました。特に終盤の3人の絆の描き方は素晴らしい!3のシナリオライターはちょっと見習ってほしい。

あと難易度が鬼のように高い。今日紹介する13本の中でもトップクラスに難しいんじゃないでしょうか。こんなに親しみやすい世界観のゲームで、なぜこんな鬼畜難易度にしたのか。その反動なのか、後続の3はアホみたいに簡単になった。

 

 

1993年 ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト

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アメリカで「Final Fantasy Mystic Quest」の名前で発売され、後にそれが日本向けに逆輸入されたという異色のゲーム。

友達がプレイしているのを後ろから見ていた限り、かなりチープで、正直クソゲー臭がしていたが、今調べてみてもやっぱり評価はあまり高くない様子。低すぎる難易度、短すぎる内容、見所のないストーリー、チープなグラフィックと、散々な評価である。

 

だけど、一部に熱心なファンがいる印象もある。

もしミスティッククエストの良さを語れる自信がある人がいたら、ぜひ語っていってほしい。

 

 

1993年 ロマンシング サ・ガ2

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超問題作ロマサガシリーズの2作目にして最高傑作。数千年に渡る帝国の歴史を綴った一大叙事詩を、スーファミのRPGで表現し切った、とんでもない神ゲーである。

2作目にして閃きシステムや陣形システムなど、後のロマサガのスタンダードとなるシステムはほぼ完成している。特に閃きシステムの発明は神の発明。国民栄誉賞モノである。鬼のような難易度、奥深いストーリー、神がかった戦闘曲の良さも全て健在。

 

個人的には小学生のときに父親がプレイしているのを後ろから見ていて、そのあまりの難易度の高さとLPシステムの残酷さにチビって「絶対こんなゲームやるもんか」とトラウマを抱いていたけれど、大学生のときに中古で購入してプレイしたらあまりの神ゲーっぷりにチビってそのまま5周しました。

他のゲームでは絶対に味わえない、唯一無二の異質な魅力を持つゲームでもあるので、プレイしたことのない人は、ぜひ今からでもプレイしてほしい。


 

1994年 ファイナルファンタジーVI

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当時のグラフィックの粋を極めて作り上げられた、スーファミFFの集大成。14人もの仲間キャラクターと、彼らが織り成す重厚なストーリーが最大の魅力。

こうして年表で並べてみると、このFF6でグラフィックやインターフェースは飛び級と呼べるほど進化している。スクウェアのスーファミのRPGはここでついに完成された、という感じ。この「FF6」と、後の「クロノトリガー」「聖剣3」「ロマサガ3」の4本のプレイ感は本当に完成されている。インターフェースはゲームとしてほぼ完璧。

 

個人的には、一番最初に本格的にプレイしたFFであり、グラフィックの綺麗さ、ストーリーの本格さ、何よりもその面白さに、すさまじい衝撃を受けた。

思い出補正などを含めると、未だにこのゲームが全てのゲームの中でNo.1である。今日の13本の中とかじゃなくて、全てのハード、全てのジャンル、全てのメーカーのゲームの中で、僕が一番好きなゲームこそが、このファイナルファンタジーⅥだ。

 

 

1994年 ライブ・ア・ライブ

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7つの異なる時代・場所で展開されるシナリオをプレイすることができる、オムニバスRPG。小学館との共同企画のため、「名探偵コナン」の青山剛昌や、「7seeds」の田村由美がキャラクターイラストを描いている。

並べてみると、このゲームがFF6の後のゲームであることに驚き。グラフィックやフォントの質的に、FF4かそのぐらいの時期のゲームだと思っていたからだ。だが、グラフィックのチープさを補ってあまりある面白さがある。チェッカーバトルという戦闘システムが少しとっつきづらいが、頑張ってプレイする価値はある。

 

とにかく8つめのシナリオである中世編の、すさまじい衝撃とエグさが未だに語り草になるゲーム。「あの世で 俺にわび続けろ オルステッドーーーーッ!!!」は多分、一生忘れないセリフ。中世編以外も、SF編や近未来編なども衝撃とエグさと面白さは負けていない。個人的には功夫編も好き、プレイするたびに号泣する。つまり全てのシナリオが衝撃的だしエグいし面白いのだ。

そして各シナリオのボス戦で流れる「MEGALOMANIA」という曲がとんでもなくカッコいい!しかもどのシナリオもボス戦への入り方、曲の流れ出し方がめちゃくちゃカッコいい。ぶっちゃけ、この「ライブ・ア・ライブ」というソフト一本が丸ごと、「MEGALOMANIA」という名曲を美味しく聴くためのゲームソフトと言っても過言じゃないくらい。それほど、各シナリオのボス戦は!全て!!熱い!!!

 

 

1995年 クロノ・トリガー

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スーファミのRPGといったら、コレ! と言っても差し支えないほどの完成度と人気を誇る、傑作中の傑作。スクウェアのスーファミRPGの集大成にして最高傑作。

音楽もグラフィックも世界表現も素晴らしいけど、何よりもストーリーの完成度が半端じゃない!これほど伏線の張り方と回収の仕方が上手くて、どこを切り取っても山場な上にどの山場も面白くて、起承転結が完璧で全体としてしっかりまとまってるストーリーのRPGが他にあるだろうか!?いや、ない。

 

1995年の3月11日にワクワクしながら父親と二人でスーファミの電源を入れて、あのオープニングデモが流れ出した瞬間の衝撃は、絶対に、一生忘れない。心に刻み込まれている。

僕らの世代は、みんな「クロノ・トリガー」が大好きなんです。

 

 

1995年 聖剣伝説3

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ここまでのFFやクロノで培われた映像技術を存分に駆使して制作された、聖剣シリーズの第3弾。

アクション性は薄まり、難易度は下がっているが、ファンタジー世界の幻想的な表現はシリーズでもピカイチ。また、クラスチェンジシステムによる自由度の高いパーティー育成が魅力的で、何度プレイしても飽きない。

 

このゲームも、おもちゃ屋でトレーラーを見て、衝撃を受けて即購入を決意した。上の画像のドランが出現するシーンと、アンジェラが魔法「エクスプロード」を唱えるシーン。未だに覚えている。

毎回衝撃受けすぎじゃね!?って思うかもしれないけど、それだけ、スーファミ後期のスクウェアはスゴかったんですよ。特に「クロノトリガー」「聖剣3」「ロマサガ3」の3本のトレーラーやオープニングデモの素晴らしさと完成度は、ゲームの全歴史上でもかなりの上位に入るんじゃないかな。

 

 

1995年 ロマンシング サ・ガ3

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聖剣3同様、当時の映像技術の高さを存分に活かして作られた、ロマサガシリーズ第3弾。

ストーリーゲームとしての完成品がクロノトリガーなら、こちらは戦闘ゲームとしての完成品。とにかく戦闘ゲームとしての面白さが半端じゃない。システムもゲームバランスもあまりに完成されすぎていて、今でも研究が続けられているほど。

陣形システム、閃きシステム、合体技に合成術、コマンダーモードなど、戦術や戦略を楽しむための要素がこれでもかと盛り込まれており、ほどよく刺激的な難易度の高さがまた絶妙に面白い。おまけに、ミニゲームまで充実。非の打ち所がない。

あと、戦闘曲は全ゲーム中ぶっちぎりで最高。この13本の中でじゃない。歴史上に存在する全てのゲームの中で最高の戦闘曲を揃えたゲームですこれは。異論は認めない。

 

個人的には、閃きシステムに初めて出会った作品だったので、あの電球の音が聞きたくて聞きたくてサルのようにやり込みました。

全技閃きを達成したのは、結構自慢です。


 

1996年 バハムートラグーン 

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最後はこちら。プレイステーションで あの「FFⅦ」が出る1年前、スーファミ最終盤に発売された名作が この「バハムートラグーン」。

ネットではとにかくヒロインであるヨヨの行動が語り草。多くの少年たちに消えないトラウマを与えた。詳しくはググるかプレイしてくれ。

 

自分はプレイしたことはおろか友人がプレイしているのを見た記憶さえほとんどないが、同世代の友人たちは結構プレイしていて、皆ハマっていた。

今ではヨヨの行動ばかりが取り上げられがちであるが、ゲームとして普通に完成度が高い様子。詳しくは語れる人がいたらコメント欄に語っていってほしい。

 

 

以上、スクウェアのスーファミRPG、思い出の13本でした。

「ロマサガ1」「聖剣2」はリメイク済みで、最近「聖剣3」のリメイクが発売されましたね。 

聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ - Switch

聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ - Switch

  • 発売日: 2020/04/24
  • メディア: Video Game
 

次は「ロマサガ2」「ライブアライブ」あたりをぜひリメイクしてほしい。

 

未プレイの人、どのソフトも今からでもやる価値のあるものばかりなので、ぜひプレイしてみてください。ニンテンドーオンラインやバーチャルコンソール、ミニスーファミなんかでいくらでもプレイできるはず。

かく言う自分も未プレイの作品が幾つもあるので、いつかきちんとプレイしたい。特に「ロマサガ1」「バハラグ」「半熟英雄」。

あと、FFⅤを一度は自力クリアしたいな。

 

コロナ自粛の夜長に、レトロゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか?