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ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン が、超、超、超おもしろすぎる!!!!!

ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン

 

 

他の全てをブチ抜いて、2024年の圧倒的1位に君臨するエンタメ作品

今年10月に発売された、ロマサガ2のリメイク作品が、とにかく面白すぎた!

発売日の10月25日以来、今日までずっと、そのあまりの面白さに、可処分時間の全てを費やしてプレイしてしまっている。

今年は漫画を1,000冊読もうと決めていたが、その志も半ばでブン投げ、日向坂の推し活も最低限に抑え、愛犬の動画制作すら放棄し、全ての自由時間を1分1秒まで絞り出すだけ絞り出してその全てをロマサガのプレイ時間に投入してきた。

 

だって面白すぎるんだもの!!!!!!!!!

 

今年読んだ全ての漫画、小説、今年見た全てのアニメ、ドラマ、映画、今年遊んだ全てのゲーム、そのどれもをぶっちぎりでブチ抜いて、圧倒的に2024年のエンタメ作品1位に君臨している。

もう漫画なんていらん、アニメも小説もいらん、他のゲームもいらん、ロマサガ2さえあればいい。そう思ってしまうぐらい、このゲームは超絶面白い。

既に4周完走して5周目に突入しているが、全く飽きる気配がない。

凄い、凄すぎるぞロマサガ2R。

 

こんなにゲームにハマったのはダンガンロンパV3以来7年ぶりだし、

こんなにRPGにハマったのは実に15年ぶりだ。

ちなみに15年前何にハマってたかというと、ロマサガ1のリメイク。

やはりロマサガは神ゲーなのだ。これはロマサガ3のリメイクも出たら買うしかない。

ロマサガ1のリメイクからロマサガ2のリメイクまで20年かかってるから、3のリメイクが出るのも20年後かもしれないけど…。

そう思うと、この神ゲーの発売は20年に一度の出来事なんだから、ゲーム以外の全ての進行が止まってるのは許してくれ。

好きなだけやらせてくれ、20年に一度なんだから。

そう自分に言い訳してプレイし続けている。

 

なんならその面白さをブログに書き散らかしたいけど、ブログなんか書いている暇があったらその分少しでもロマサガをプレイしたい!と思ってしまい、今日まで書けずにいた。

今日は年の瀬ということで、いい機会なので少しだけ書いてみる。

当然、その面白さを今日で書き切れるわけもないので、年明けにまた改めて書くことになるが。

とりあえず、溜まっていた思いの丈を、少しでも書きたいように書き散らかしてみる。

 

30年の時空を超えて蘇る、当時と同じ感動と面白さ!

ロマサガ2Rの凄いところは、まず、正統なリメイクなのに死ぬほど面白いところ。

自分は元々「リメイク」というもの自体に否定派だった。

リメイクをプレイするぐらいなら、元のゲームをやりゃあいいじゃん。

リメイクが神ゲーになるとしたら、ミンサガのように、原作を一度ぶっ壊して、もはや別物と呼べるぐらいに「リビルド」した場合に限る。

そう思っていた。

ロマサガ2Rは、俺のその誤った認識を、粉々に打ち砕いてくれた。

 

原作がいかに神ゲーだろうと、SFCのドット絵で作られたゲームを今やると、どうしても「昔のゲーム」「懐かしいゲーム」をやっている感覚が拭えないんだよね。

今の若い子が初めてプレイした場合ももちろん、当時感動したはずの我々でさえ、今のグラフィックのゲームに慣れきってしまったこの体でプレイした時に、当時の感動がそのまま蘇るかというと、正直そうではなかったりする。

 

このロマサガ2Rは、正に、「当時の感動がそのまま蘇る」のだ。

平成に生まれ、令和のゲームしかやったことない、初めてロマサガをプレイする今の若い子がやったとしても、当時我々がSFCのドット絵でプレイしたときと同じ感動、同じ衝撃、同じ熱さ、そして同じ面白さを感じることができる。

そして、当時SFCでプレイしていた我々も、原作をやった時と同じ感動、同じ衝撃、同じ熱さ、同じ面白さを、この令和のグラフィックに慣れ切った体で感じることができるのだ。

これは本当に凄いことだ!

単に当時と同じゲームをもう一度プレイするだけでは絶対に味わえない、時空を超えた感動の共有を、ロマサガ2Rの制作スタッフは生み出すことに成功しているのだ。

これはもう人類の所業じゃない。大偉業すぎる。

 

それを成し得ているのは何故か。

一言で言うと、ロマサガ2Rは、「当時僕らがドット絵を通して見ていたであろう景色」を、完璧に再現しているんだよね。

当時僕らがドット絵から想像していたアバロンの、バレンヌ帝国の、ロマサガ2の世界は、まさにこの通りだったし、

当時僕らが単なる色違いから想像していた各クラスの各世代の300人近いキャラクターは、まさにこの人たちだった。

 

え?制作陣は、タイムマシーンと心を読む機械を開発して、タイムスリップして小学生の当時の僕らの脳内を覗いてきました?その上でこのゲームを作ったんですか?と言いたくなるぐらい、当時思い描いていたロマサガ2の世界を完璧に再現している。

 

グラフィックも強化し、様々なものを補完しているのに、想像の余地を奪っていない

ロマサガ2Rがリメイクとして凄いのはそれだけじゃない。

俺がリメイクに否定的だった理由は他にもあり、それは「想像の余地が奪われること」。

ドット絵のゲームはその少ない情報から自分なりに世界を想像することが楽しさであり、最新のグラフィックや膨大な容量でストーリーを描き切ってしまうことで、その楽しさが奪われてしまうのが嫌だった。

好きだった小説がアニメ化や実写化してしまうことに不安を覚えるのに似ている。

(想像することが楽しいという意味では、レトロゲームをプレイすることと小説を読むことは似ているのかもしれない。)

 

ところが、ロマサガ2Rは、グラフィック面でもストーリー面でもシステム面でも、原作にはなかったもの、足りなかったもの、描かれなかったものを補完しつつも、想像の余地を奪っていない、どころか、新たに想像の余地を生み出している所まである。

 

まず敵キャラクターである七英雄の過去をしっかりと描きながらも、彼らの「今」の心情については一切の補完をしないことで、「過去の彼らは確かにこうだったが、今それぞれが何を想って行動しているかはわからない」という状態になっている。

これによって、原作にあったストーリーの深みが一切損なわれていない。

台詞が増えたサグザーとオアイーブも、エンディングでは一切の台詞がないので、彼らの最終的な心情も、プレイヤーが想像するしかない。

 

主人公である皇帝側もそう。

ジェラールから最終皇帝の間の汎用クラスを皇帝にしている期間は、皇帝はドラクエの主人公のように一切しゃべらなくなるので、その皇帝のキャラクターやバックストーリーは、プレイヤーの想像に委ねられている。

そして、最初は無色だった皇帝のキャラクターが、プレイヤーのストーリーの進め方によってだんだんと色付いていくのだ。

自分が選んだルート、自分が選んだ選択肢にも関わらず、「ここでこういう行動をとるってことは、こいつはこういう性格なんだな」「基本こういう行動をとってきたのに、ここでこの選択肢を選ぶってことは、こういう一面もあるんだ」などと、操作している皇帝のキャラクターが形作られていく。

まっすぐで正義感の強い主人公タイプの皇帝もいれば、悪党の皇帝もいるし、冷徹かと思いきや情に脆いところがある皇帝がいたり、ひたすらだらしない皇帝もいるかもしれない、全てはプレイヤーの選択次第なのだ。

この面白さは、正にドット絵の色違いのキャラクターに対して僕らが感じていたあの面白さに他ならない。

 

そして、新たに想像の余地として生まれているのが、ロマサガ2の世界に生きる市中の人々の人生である。

ロマサガ2Rの町や村では、市中の人々の会話の端々が通りすがりに漏れ聞こえてくるのだが、この会話がもうすごいめちゃくちゃ作り込まれている!!

本編のストーリーや攻略には全く関係ないはずなのに、おそらく街に配置された全てのキャラクターの人生を全員ちゃんと考えた上で会話を作ったんだろうなっていうのがわかるぐらい、生活感が溢れていて、妙にリアリティがあって、そして面白い会話が聞こえてくる。

 

しかも、これも多くが語られないんだよね。見られる光景や聞ける会話はあくまで断片的なもので、ここからも色々な想像が掻き立てられる。

 

さらにいうと、それぞれの街や村の民家の中も、めちゃくちゃ精巧に作り込まれてるんだよね。

このゲーム、基本的に民家の中にはアイテムは一切ない。

有益な情報をくれる人も、ほとんどが屋外に配置されている(おそらく、ゲームを詰まらずにスムーズに進められるようにするための配慮だろう)。

だから、クリアーするだけなら、民家の中って一切入る必要がないんだよね。

にも関わらず、それぞれの民家の中は、世界の各地域ごとの特色がめちゃくちゃ出ていて、かつ暮らしている人の生活感がものすごい感じられるように、丁寧に作り込まれている。

見ない人は見ないこんなところまで、細かくこだわって作り込んでいるその姿勢が、もう素晴らしすぎるんですよ。

砂漠には砂漠の、ジャングルにはジャングルの、火山には火山の、東方には東方の、文化があり、暮らしがあり、人々の人生がある。

それを、大々的には打ち出さずに、さりげなく描くことで、プレイヤーに色々な想像をさせてくれる。

 

「プレイヤーの想像に委ねられる」ってことは、「プレイヤーの数だけ答えがある」ってことなんだよね。

このロマサガ2は元々、「プレイヤーの数だけ歴史が作られる」ゲームだったけど、それをリメイクでもきっちりと体現している。

歴史どころか、プレイヤーの数だけ別の世界が広がっていくのが、このロマサガ2Rというゲームだ。

 

ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン -Switch

ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン -Switch

  • スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
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まだまだ語り足りない

以上、とりあえず何も考えずに好きなように書き散らかしてみたけど、結果的に最初に出てきたのは、ロマサガ2Rの「リメイクとしての素晴らしさ」だったかな。

勿論、ロマサガ2Rはリメイクとしてだけじゃなく、単一のゲームとしても沢山の素晴らしさを持っているゲームなので、年明けはそれについても語れたらいいなと思う。

 

正直、楽しすぎて、ブログを書くよりもプレイしていたいから、いつになるかわからないけど…。

 

そういうわけで、このブログが一切更新されなかったら、まだまだロマサガ2Rにはまっているんだと思ってください。

正直、まだまだ何周もできそうなんで、まだまだ何十時間もプレイできそうなんで。

あと半年はやるかな、多分。

 

このお正月休みに、暇だし何かやろうかなと思っている人は、ぜひプレイして見てください。

今なら25%OFFで買えるみたいなんで。

 

それでは皆様、良いお年を!