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【ゲーム】FFⅦの想い出 〜人生で最も衝撃を受けた瞬間〜

FINAL FANTASY Ⅶ

 

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ここ数日、ファイナルファンタジーⅦのリメイクが神作だという声があちこちから聞こえてくる。

 

最近の若い人は知らないかもしれないけど、このリメイクの元になった元祖FFⅦの発売日は、そりゃあもう衝撃的で、大げさじゃなくゲームの歴史が変わった日だったんですよ。

 

FFⅦ発売前夜

FFⅦ発売前のゲームは、グラフィックがどんどんスゴくなってはいたけど、それはあくまで「2次元の」スゴさで、平面のままドット絵という絵がどんどん綺麗になっていくという感じだった。

 

これが

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こうなっていった
 

それでも、日進月歩で日々ものすごく綺麗になっていくゲームの中の世界に、当時小学生だった僕たちは、新しいソフトが出るたびに「スゲー!スゲー!」と大興奮していた。

「今度のFFⅥ、超リアルじゃね!?」

「最新作のロマサガ3、今までで最高にリアルなんだけど!!?」

と、いつしかゲームの中の絵が現実に近づくこと…リアル というのが僕たちの中のキーワードになっていた。

ゲームはリアルさが全て。リアルであること、グラフィックが綺麗であること。それこそがゲームの面白さ。幼い僕たちは、いつしかそんな考えに支配されていた。

 

その頃のゲームはまだまだスーパーファミコンが主役だった。FF6、クロノ・トリガー、聖剣伝説3、ロマサガ3、ドラクエ6が発売されて、全く勢いの衰える気配のないスーパーファミコン。

でも、なんだか3Dのすごいゲーム機がいっぱい発売されているらしい、もうすぐ、スーパーファミコンに替わる新しいゲーム機が主役になる、そんな予感はひしひしと感じていた。

プレイステーションとセガサターンというゲーム機が既に発売されていたけど、そこに映っていたポリゴンと呼ばれる3Dはなんだかカクカクしていて、確かに新しいし面白いけど、「スゴい!」という感じではあんまりなかった。

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僕たちにとってはあくまで、それまでのメガドライブやPCエンジンのような、「お金持ちの子がなぜか持ってる2台目以降のおまけゲーム機」くらいの認識でしかなかった。

だから、「ゲーム=ファミコンとスーパーファミコン」である僕たちは、次のゲーム機も任天堂のゲーム機だと信じて疑わなかった。

 

あの日までは…。

 

 

衝撃の発表

あのときのVジャンプの表紙は未だに忘れない。

ある日、いつものように、集英社のゲーム専門雑誌『Vジャンプ』を買うと、そこには信じられない記事が載っていた。

 

ファイナルファンタジー最新作Ⅶ、

プレイステーションで発売!!

 

未だにどんな表紙かハッキリと覚えている。ドラゴンボールGTの悟空とパンが2人でキックしている表紙だ。

 

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探したらあった。これだこれ。間違いない。

1996年当時の僕らにとっては、ゲーム=RPG、ゲーム=グラフィックがスゴくてリアルなもの、グラフィックがスゴくてリアルなRPG=FF、つまりは ゲーム=FF だったのだ。

あの瞬間、全ての男子小学生が、「次のゲーム機はプレイステーションだ」と確信したに違いない。いや、確信なんて生易しいもんじゃない。それはもはや 決定事項 だった。

 

次の日からみんな次々と親にねだってプレイステーションを買いに走った。

あの日、絶対王者任天堂からソニーへの政権交代が行われたのだ。

ちなみに信じられないかもしれないけど、FFが出るまでセガサターンはプレイステーションと互角の戦いをしていたんですよ。なんならセガサターンの方がちょっと売れてたぐらい。

この日に、無敗を誇った任天堂(とついでにセガ)が初めて敗れ、その後10年続くプレイステーションの時代がはじまった。

 

FFⅦは、たった1本でゲームの歴史を大きく変えたソフトだったんですよ。

 

 

ついに発売、ファイナルファンタジーⅦ!

そして、1997年1月31日、ついにファイナルファンタジーⅦが発売された。

震える指でプレイステーションの電源を入れると、そこに映し出されていたのは、とんでもなく衝撃的な世界だった…!

 

星空に浮かぶ一人の女性の顔、

その女性が車の行き交う現代の街を歩き出す。

その女性からカメラがずーっと引いていって、

巨大でリアルで近未来的な都市が上空から映されていく。

その都市の全貌がバァーッンと映し出されたところで、

その巨大都市を背景に FINAL FANTASY Ⅶ のロゴがドーンと打ち出される…!

 

ロゴの表示が終わると、今度は都市の中のさっきと違うところにカメラが寄っていって、同時に列車の車輪のアップの映像が挟まれる。そして、ズームアップしていくカメラが、列車がどこかのホームに到着した場面にクローズアップされたところで、列車から颯爽と主人公が降りてくる。

 

今見てもこれ以上ないほど完璧なオープニングだ。

引きや寄りなどのカメラワーク、人間の顔の表現、車やバイクなどの機械の表現…。スーパーファミコンでできなくてプレイステーションでできる新しいことを、このわずか1分強の映像に、全て詰め込んでいる。

 

個人的なニュースではない社会的な出来事の中で、阪神淡路大震災や東日本大震災みたいな悲報を除くと、多分、

この瞬間が、

人生で一番衝撃を受けた瞬間だった

と思う。

それぐらいスゴかった。

多分、小学6年生だったバティ少年は、画面の前で半分口を開けたままブルブル震えていたんだと思う。

 

あれ以上に、未来が来たってことを感じた瞬間は、今まで生きてきてもなかった。

多分これからもない、と思う。

 

 

それから…

こんだけ衝撃を受けたFFⅦだけど、じゃあ、個人的に好きなゲームBEST3に入っているかというと、全くそんなことはない。

どころか、BEST10にすら入っていないのだ。

 

残念なことに、この後3作に渡ってFFが僕に教えてくれたのは、

グラフィックが良くなればゲームが面白くなるわけじゃない

っていう、考えてみればごくごく当たり前の事実だった。

 

誤解なきように言っておくと、別にFF7,8,9がつまらないゲームだったわけじゃない。

どころか、今思い返してみると、3作ともかなり良くできた、相当な傑作ゲームだったと思う。

 

でも、自分の中では、3作とも、

どうしてもSFC時代の4,5,6を超えられなかったんである。

 

グラフィックは毎回本当にすごかった。

7だけじゃなく、8も、9も、それぞれ初めて震える指で電源を入れて、最初のオープニングムービーが流れ出した瞬間の衝撃は忘れられていない。体に刻み込まれている。3作とも、オープニングを見たときのワクワクは半端なかった。

 

だけど、プレイしながら、常に「6の方が面白かったな…。」と思ってしまう自分がいた。今思い返すと立派な懐古厨だ。まだ中学生なのに。あぁ、やだやだ。

 

グラフィックがすごかったからこそ、無駄にハードルが上がってしまって、そう思ってしまったのかもしれない。今思うと。

あと、グラフィックの良さって、最初はじまったときは衝撃受けるんだけど、割とすぐに慣れちゃうしね。プレイして数時間で、もうあまり驚かなくなっちゃう。

 

それ以降、僕がFFの最新作をプレイすることは二度となかった。

だから、あれだけ名作と名高いFF10を僕はやったことがない。

友達がみんなFF10をプレイしていた頃、一人だけ先祖返りしてファミコンでFF3をやっていた。めっちゃ面白かった。

 

FF10、機会があればいつかやってみたいな。

 

 

FFⅦリメイクは神作らしい!

そんな複雑な想い出のあるFFⅦだけど、

今回満を辞して発売したそのリメイクはどうやら相当な神作らしい。

SNSで方々から絶賛の声が聞こえてくる。

 

僕もオープニングと最初の1時間くらいだけプレイ動画で見たけど、とにかく原作の再現度が半端ない!

特に、あの 人生で最高にワクワクしたオープニングを完全に再現している のは感無量の一言に尽きる。

 

カメラワークや構図が全く同じなのももちろんのこと、あの時に見て感じた胸に沸き上がる気持ちもそのまま再現してくれている のは素晴らしすぎるホントに。

 

今の映像に比べたらものすごく稚拙なグラフィックなのに、あれだけの衝撃を引き起こした当時のオープニングもすごいし、20年以上も経っているのに、当時の気持ちをそのまま再現してくれる今回のオープニングもすごい。どっちもすごい。

 

 

そして素晴らしいのは、中身もちゃんと面白いらしいことだ。

ただただ映像が綺麗なだけじゃなく、ゲームとしてもキチンと面白いらしい。

うん、何よりも、それが一番大事なことだ。

 

最近なかなかゲームに数十時間も費やす時間が取れなくて手を出す勇気がないけれど、プレイしてみたくはある。

 

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4

  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: Video Game
 

 

当時僕と同じように衝撃を受けた同世代のみなさん、

当時を知らない若い世代のみなさん、

どちらも、この自粛期間に数十時間のまとまった時間が取れそうなら、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?