にわかじこみの一般人。

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2023年1~4月に見た作品まとめ

 

2023年も、気付いたら、もう3ヶ月以上過ぎていました。

ここまでに見た・読んだ・触れた作品についてまとめてみました。

 

漫画

BEASTERS

面白かったんだけど、非常に感想を書きづらい作品。

なぜなら、この作品の動物たちの社会は、我々人間の社会で起こる悩みや問題を動物たちに置き換えたものではなく、あくまで「動物が動物として進化して形成したオリジナルな社会」だから。

普通こういう動物を擬人化した作品って、あくまで動物を通して人間を描いているだけで、我々が普段抱いている悩みや感情を投影して、「わかるー」みたいな共感ができる、ってのがウリなんだよね。

でもこの作品は全く違う。あくまで「動物が進化した生物」としての、我々人間には全く分からない悩みを描いているんだよね。

だから全く共感できない…はずなのに、なぜか心に刺さるし、めちゃくちゃ面白い。

それがこの作品の凄いところ。

 

それはきっと、この作品がめちゃくちゃ設定が緻密に作り込まれていて、作者のキャラクターの心情を想像する力がめちゃくちゃ優れていて、いないはずの生物の存在しないはずの悩みなのに、極めてリアルに生々しく描かれているから。

「共感」するのに「理解」する必要はない。そのキャラクターの持つ悩みが自分とは縁遠いものだったとしても、葛藤する姿をリアルに描くことができれば、読者の心に深く刺さる作品を作ることができる。

そんな新しい発見をさせてくれた作品でした。

 

個人的に一番好きなシーンは、メロン編の終盤でレゴシがチーム名を「ビースターズ」にしていたところ。

ブワッといい鳥肌が立ちました。

 

アニメも全部見た。リズ編までしかアニメ化されていないけど、原作とはまた違ったテイストで見ることができて非常に良かったです。

 

勇者アバンと獄炎の魔王

期待せずに読み始めたけど、かなり面白かった。一気に最新巻まで読んでしまった。

こういうスピンオフって、本編の描写を不自然に膨らませていて、無理やり感がすごいことが多いんだけど、この作品はそれを全く感じさせない!

それはこの作品自体が上手に作られているってのも勿論あると思うけど、それだけ『ダイの大冒険』の本編がしっかり作られているからだと思う。

やっぱり三条先生って、スゴい。

 

ダイの大冒険ファンにとっては、全く蛇足にならずに、むしろ読むことで本編の魅力が一層増す、読んで損はない作品となっています。

アバン勢力、ハドラー勢力、バーン勢力の三つ巴の関係性の妙、本編のあの台詞に隠されていたドラマ、そして、あんなキャラクターやこんなキャラクターの意外な過去や秘密など、ダイ大ファンには「おぉっ、マジか!?」となる要素てんこ盛りです。

ぜひ、『ダイの大冒険』ファンは読んでみてください!

 

NANA

10巻前後までは読んでいたけど、その続きは読んだことがなかった。

ハチとタクミが結婚したあたりでどうでも良くなって読むのやめちゃったんだけど、改めて読んでみたら、むしろそこからが本番だったね。

 

初めて通しで読んでみたけど、とにかく話がエグ過ぎてヤバい…。

最後、実質バッドエンドなのが特にキツい。

そんじょそこらの鬱漫画よりよっぽど鬱になる漫画でしょ、コレ。

 

本当はここからハッピーエンドに向けて盛り返すはずだったんだろうなぁ…。

読んでみたらわかるけど、結末までちゃんと考えて描かれていたようだから。

もう続きは描いてくれないのかなぁ…。

 

とりあえず、週刊誌の記者はさっさとこの世から永久に根絶やしにされてほしい。

 

深夜のダメ恋図鑑

暇つぶしに読み始めたんだけど、思いの外面白くて、最後まで一気に読んでしまった。

とにかく国分諒くんのダメっぷりがヤバい。クズ人間っぷりが突き抜けている。突き抜け過ぎて逆に面白い。

最終巻まで読むと、市来さんと円の関係が可愛くてそれも良き。

 

しかし、この漫画に登場する嫌な登場人物たち、作者の実体験を元に描いているらしいけど、こんな昭和なジェンダー観の人間本当にいるのかね?俺の周りでは見たことないが…。

 

太陽よりも眩しい星

まだ序盤数巻しか読んでないけど、主人公の男の方がクズすぎてイライラがヤバい。

こんだけ女の子が健気にアピールしてんのに、全く告白せずに終始不安にさせ続けるって、何?

ここまで言われて「俺の好きな人は貴方です」って言わないって何なの?そのせいで好きな子がめちゃくちゃ辛い思いしているのに知らん顔。本当にブン殴りたい。

マジで男の風上にも置けん奴。

 

河原和音の漫画はずっと好きだったけど、今回ばかりは流石に合わんかも。

 

インベスターZ

エンタメではなくビジネス書だけど、一応漫画なので入れておく。

投資術だけじゃなく、経済全体の知らなかった知識や考え方、一個人の生活における仕事術まで、色々な角度でめちゃくちゃ勉強になる。

自分はもう凝り固まった偏見をここまでパラダイムシフトすることはできないけど、子供ができてある程度の年齢になったら読ませたいかも。もっと若い頃に読みたかった。

 

エンゼルバンクも面白かったし、三田紀房の漫画は他のも読んでみたい。

 

アニメ

鬼滅の刃 遊郭編

遊郭編ラスト2話が劇場で見られるとのことで、ずっと見よう見ようと思って後回しにしていた遊郭編をようやく見ました。

九話までをhuluで見て、その足で劇場へ向かい、ラスト2話は劇場の大画面で堪能しました。

いやー、流石に戦闘の迫力は凄い!

第十話のクライマックスから決着シーンまでの戦闘は鳥肌が止まらなかった。

 

そして第十一話ラストの兄妹のシーンね、あんなの泣いちゃうでしょ。

原作読んだときは、悪役の顛末なんて感情移入できなかったけど、アニメは演出が素晴らしすぎて否が応でも感情移入させられてしまう。

超絶クオリティの戦闘シーンで極限まで昂った状態で感動シーンぶちこまれたら、そりゃあ心に刺さっちゃうよねぇ。

 

刀鍛冶の里編は今までの「無限列車」「遊郭」に比べて見所が少ないけど、さて、どう料理してくるのかな…?

 

映画

シン・仮面ライダー

マジで正直に吐露すると、一発目の感想は「エヴァ並に話が難しかったなぁ」だった。

仮面ライダーって元々ゴジラやウルトラマンと比較して、ダークで大人向けの世界観が売りの作品だから、まぁ半分覚悟して見に行ったけど、やはり合わんなぁというのが正直な感想だった。

 

俺はおこちゃまなので、どうしてもゴジラやウルトラマンの方が好きになっちゃうんだよね。

ただ、面白かったは面白かった。仮面ライダーの、バイク乗りながらの変身シーンはカッコよかったし、仮面ライダー2号が仲間になるシーンはめちゃくちゃ熱かった。

でも、続編が制作されたとしても、劇場までは見に行かないな。アマプラで十分だわ。

 

あと、浜辺美波が死ぬほど美しかったです。

これは本当に心の底からビビるぐらい美人だった、ガチで。

 

ドラマ

ブラッシュアップライフ

めっっっっちゃくちゃ面白かった!!!!!

間違いなく、今のところ今年一番の作品です!

 

久っしぶりにいいドラマを見たわ!

笑えるしコメディだから軽いノリで見られるし、

会話劇や細かい小ネタとかがめちゃくちゃ作り込まれてて面白いし、

でも見事な伏線回収と、最後にはアッと言わせる仕掛けが満載で。

 

そしてこれだけ面白いのに最初から最後まで一切失速しない。

どころか、第一話から既に面白いのに、最終回が一番面白いという奇跡!

本当にすごいよ。役者もみんなすごいし、何より脚本のバカリズムが天才すぎる!

 

これについては語り切れないほど語りたいことがあるので、また別記事で書きたいと思います。

 

 

今日のまとめ:

みんなもブラッシュアップライフ見た方がいいよ、絶対!!!!!