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【読んだことない人へ捧ぐ】からくりサーカス が面白い3つの理由

からくりサーカス

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 今までのレビューで散々

 

泣いた

 

号泣した

 

涙が止まらなかった

 

と言ってきたけど、

 

 

今までの人生で一番 漫画で泣いたのは、

 

間違いなく、この漫画の、あの場面だ。

 

 

涙どころか、嗚咽が止まらなかった。

 

顔を上げられなくて、しばらく続きが読めなかった。

 

 

 

あらすじ

祖父の莫大な遺産を相続してしまい、親族に命を狙われることになってしまった少年、才賀 勝(さいが まさる)。そんな彼を助けるため、2人の人物が現れる。1人目は、勝と偶然出会った、人を笑わせていないと呼吸困難に陥ってしまう「ゾナハ病」という奇病を患った拳法家、加藤 鳴海(かとう なるみ)。そして2人目は、祖父の命を受け勝を守るために現れた、「あるるかん」という巨大な操り人形を操って戦う、『しろがね』と名乗る美女。次々と迫りくる親族たちの刺客と戦う、勝、鳴海、しろがね。しかしそれは、あまりにも深く果てしない因縁に彩られた、途方もなく長い長い戦いのはじまりにすぎなかった―――。

 

 

① 数百年に及ぶ 果てしない伏線が紡ぐ、壮大な物語

からくりサーカスの魅力といえば、とにかく緻密に張り巡らされた伏線と、

その伏線回収による衝撃的な展開なのだが、

その伏線と因縁はなんと数百年にも及び、

世界中に散らばるありとあらゆる人間が物語を紡いでいく。

 

数百年前のとある事件から、現代まで連綿と続く因縁の糸が、

世界中にちらばる多くの人物を巻き込みながら、複雑に絡み合い、

やがて壮大な物語を紡いでいく。

 

もうね、このスケールの大きさと、ストーリーの緻密さが、

からくりサーカス』はホントにすごい!

 

これはもはや大河だ。

 

伏線の張り巡らせ方と回収の仕方も見事という他ない。

衝撃的な真実が明らかになる場面、

意外な人物の名前が意外な場所でつながりを持つ場面、

はるか昔に登場した人物がここぞというシーンで再登場する場面、

とにかく、鳥肌と驚嘆の声が止まらない。

 

1回目読んだときは衝撃の展開に背筋がゾクッとなりっぱなしで、

2回目読んだときは、1回目には気付かなかった張り巡らされた伏線描写の数々に

感心のため息が止まらない。

1粒で2度美味しい漫画である。

 

からくりサーカスの魅力①

①-1.数百年に及ぶ壮大なスケールの物語

①-2.張り巡らされた伏線と衝撃的な伏線回収

 

 

② 魂を揺さぶる、キャラクターの「死に様」

からくりサーカスでは、人がバタバタと死にます。

メインキャラクターだろうと容赦なく死んでいきます。

そりゃもう終盤のクライマックスにもなるとすごいです、

毎話1人とか2人とかのハイペースで死人が出ます。

 

でも、その死に際のシーンがとにかく良い!!

命を賭けて戦うキャラクターが最期に放つ光の、

そのすさまじい眩しさに全力で魂を揺さぶられます。

 

作者の藤田和日郎はキャラクターの「死に方」を描かせたら

右に出る者はいないと言われる漫画家だけど、

彼が描く死に際のシーンの素晴らしさは正確に言うと

「死に方」ではなく「生き方」なんだよね。

 

死に瀕したキャラクターが最後に魅せる、「生き様」。

 

その行動に、台詞に、表情に、

僕らは心を震わされて、号泣させられてしまうんだなぁ。

 

特に表情の描き方がすごい!

これは、死に際に限らず本当にすごい。

 

中盤、あるシーンで主人公の鳴海の怒りを表現するために、

彼の表情をペンも筆も使わずに「指」だけで描いたというのは有名な話。

 

とにかく、ありとあらゆる場面で、キャラクターたちの心情を

表情だけで見事に描き切ってる。

 

怒り、憎しみ、悲しみ、絶望、悪意、喜び、愛情、安堵、決意。

真剣な表情、鬼気迫る表情、歪んだ表情、怒りに満ちた表情、

愛に溢れた眼差し、優しい笑顔。

 

これだけ魂揺さぶる絵を描ける漫画家は、そうそういないよ。

 

からくりサーカスの魅力②

②-1.死に際に魅せる、キャラクターの「生き様」

②-2.圧倒的画力で描かれる、魂揺さぶるキャラクターの「表情」

 

 

③ 25巻収録の、とある「名場面」

からくりサーカス」の最大の魅力の一つであり、

今回のレビューでどうしても伝えたい最後のポイントは、

漫画全体の魅力じゃなく、

ピンポイントの、とある「ワンシーン」だ。

 

物語の中盤、巻数でいうと25巻に収録されてるんだけど、

とあるキャラクターが退場する場面。

 

この名場面こそが、

からくりサーカス最大の魅力の一つである。

 

このシーンは、全漫画の歴史に残る名場面だ。

 

冒頭、今まで生きてきて一番泣いた漫画のシーンは

この漫画にあるって言ったけど、それがこの場面。

 

今日、このレビューを書くために、

からくりサーカス25巻のレビューを他の方のブログで読んだんだけど、

 

 

それだけで泣きました。

 

 

それどころか、からくりサーカス知ってる人なら、

「べろべろばあ」って言葉だけで泣く。

実際、これを書きながらこの言葉を思い浮かべて、

すでに俺は泣いている。

 

上記の方のレビューで、この場面のことを、

漫画史上最大の奇跡を呼び起こすって説明してたけど、

まさに言い得て妙だ。

 

それまでの軌跡を含めて、こんなことが起こったことが

この漫画の世界の中でも奇跡だし。

 

こんなに美しくて泣ける素晴らしい場面が、作品が、

この世に産み落とされたという意味で、

漫画の外の世界、現実の僕らの世界にとってもまさに奇跡だ。

 

俺の中でのこの漫画のランク付けが、青年時代編で4位であることから分かる通り、

全体を通してならこの漫画よりも好きな漫画は割とある。

 

だが、「好きな漫画の『場面』は?」って問われたら、

このシーンは全ての漫画の中で3本の指に入る。

 

あぁもう!ネタバレになるから

説明も考察も解説も論評もできないのがもどかしい!!

 

もうとにかく、読んでみてくれとしか言いようがない。

この場面を目撃するためだけに、この漫画を読む価値はあると断言できる。

そして、このシーンに出会わないことは人生の損失だとも。

 

からくりサーカスの魅力③

③-1.25巻に収録された、漫画史に残る最高の「名場面」

 

 

まとめ

いかがだっただろうか。

絵的には、わりととっつきにくい方の漫画だとは思うが、

最初は我慢してでも読み進めてほしい。

読み終わったときには、この漫画を読んでよかったと、

この漫画に出会えてよかったと、絶対思うはずだから。

俺はそうだったよ。

 

 

おまけ

自己満足的企画

からくりサーカスの好きなシーンBEST10

第1位:べろべろ、ばあ

第2位:大好き。

第3位:見ているじゃないか…パンタローネ

第4位:幸せにおなり…だ…

第5位:私は言われたぞ!ピアノをまた弾いてねと!!

第6位:で…お代は…いかほど…いただけるんで…

第7位:迷わず…お描き…自分の…絵を…さ…。

第8位:神サマ、このナイフが、このナイフが…当たったら…

第9位:嬉しいな、やっと男の人に、抱きしめてもらっちゃったア。

第10位:後ろのやつ…頼もしいぜ!

 

うーん、10分の8がキャラクターの死亡シーンなのが、

からくりサーカスの凄惨さを物語ってるなぁ。

 

 

~バティ漫画ランキング(青年時代編)第4位『からくりサーカス』~