にわかじこみの一般人。

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【読んだことない人へ捧ぐ】YAIBA が面白い3つの理由

YAIBA

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このブログは、まだ読んだことのない人に、面白い漫画をおすすめするブログだが、

 

はっきり言って、今日の漫画は、大人にはおすすめしない。

 

この漫画は、大人になってから読んでも面白くないかもしれない。

子供のときじゃないと、この漫画の楽しさはわからないのかもしれない。

 

だから、このブログを読んでくれている大人たちにはこう言おう。

「自分の子供に、この漫画を買い与えてやってください」と。

 

読ませる必要はない。

買って、手の届くところにただ置いておくだけでいい。

きっと、ふと一冊読んだら、そのあと夢中になって止まらなくなると思うから。

 

特に、小学3年生の、男の子だとサイコー。

 

自分は、ドラゴンボールの代わりに、この漫画を読んで育ちました。

 

 

 

 

 

あらすじ

最強の侍を目指すジャングル育ちの少年、鉄 刃(くろがね やいば)。ひょんなことから日本に帰国した刃は、剣道場の娘、峰 さやか(みね さやか)や、中学校で出会ったライバル、鬼丸 猛(おにまる たけし)らと共に、ドタバタと騒がしい日々を送っていた。

ところがある日、鬼丸は、家に代々伝わる伝説の剣、風神剣(ふうじんけん)を手にしたことで、恐ろしい鬼へと変貌を遂げてしまう。風神剣は邪悪な魔力を秘めた、本物の魔剣だったのだ。魔王を名乗り、凶悪な魔物を次々と生み出し、世界征服を目指し始めた鬼丸。

彼を倒すため、刃もまた対となる魔剣、雷神剣(らいじんけん)を手にし、鬼退治の旅へと赴く。刃と鬼丸、二人の長きに渡る戦いの火蓋が、今ここに切って落とされたのだった―――。

 

 

作品解説

作者は「名探偵コナン」の青山剛昌

1988年から、コナンの連載開始前年、1993年まで連載された。

全24巻。

 

 

① 子供心をくすぐる 漫画の「お約束」が、YAIBAには全て詰め込まれている!

YAIBAはもしかしたら、今大人が読むと、「どこかで見たようなありきたりな展開の連続」なのかもしれない。

でも、そういう、漫画の『お約束』ってのは、裏を返せば、初めて見る子供にとっては、

「衝撃的でめちゃめちゃ面白い展開の連続」なんだよね。

 

・ライバルとの一時的な共闘

・次々登場する伝説の魔剣

・七つの能力(ちから)を持つ龍神の剣

・胸躍る必殺技の数々

・日本全国をまたにかけた冒険の旅

・月の世界や地底の王国からの侵略者

・地球規模の戦い

・敵か味方か謎のキャラクター

・そんなキャラクターの死

・歴史上の偉人の魂を宿した敵キャラクター

宮本武蔵佐々木小次郎

・あばらが折れても立ち上がる主人公

・仲間が一人ずつ倒れていく試練

・父親が投げかける出生の秘密

・最終決戦でフラッシュバックする第一話

 

こうして挙げ連ねてみると、よぅこんだけ詰め込んだもんだ。

こらあ面白いわけだわ。

 

特に、「お決まりの展開」なんてまだ何一つ知らない、

フィックション初心者の小学生からしたら。

 

 

② コメディからどんどんシリアスになっていく展開

YAIBAは作者が編集に「もっと子供向けにしないとウケないよ」と言われ、

「だったらとことん子供向けにしてやらぁ!」とブチ切れて描き始めたものらしく、

序盤は子供向けを通り越して『おこちゃま向け』とすら感じるくらい、

おバカでコミカルでギャグ調な漫画に仕上がっている。

 

だけど、刃の成長と敵の強大化に伴い、

話はだんだんとシリアスな雰囲気を増していく。

そうして最終盤、刃が「侍とは何か」「強さとは何か」と問いながら戦う頃には、

最初の『おこちゃま向け』の空気感は完全に鳴りをひそめてしまっている。

 

この、最初はやりすぎなくらいお子様向けの漫画だと油断して読み始めたのに、

どんどんのめり込んでいくにつれて、登場人物たちの目がどんどん真剣になっていく

この感じ、嫌いじゃない。

 

はじめて漫画を読む小学生にとってはなおさら衝撃的だ。

今まで「子供向け」しか知らなかったのに、

YAIBAもそうだと思って読み始めたのに、

気付いたら、新しい価値観に出会ってしまっている。

その楽しさを知ってしまっている。

 

大人の階段を、一つ上ってしまっている。

 

 

③ 「強さとは何か?」問う 最終章

YAIBAの話のスケールアップはどんどん進み、

最後には、全世界の命運を賭けた

惑星破壊レベルの究極の魔剣同士のぶつかり合いにまで発展する。

 

普通の漫画なら、インフレが進み切って、

最強の魔剣で最強の怪物を倒し、世界を救ったなら、

それが最終章で、そこで最終回を迎えるはずだ。

 

でも、YAIBAの最終章はそこじゃない。

 

究極の敵を倒し、世界を救ったYAIBAの話はそこで終わらず、

最後にもう一つだけ新しいエピソードが始まる。

 

それはなんと、魔剣もファンタジー要素も全て無くなった刃が、

何の力もないただの木刀一本と、己の剣の腕のみで、

世界中の剣の達人に挑戦するという、極めて現実的なストーリーだ。

 

魔剣の力で世界最強となり、強大な敵をばったばったと倒してきた刃。

でも、世界が平和になり、魔剣も消えたとき、読んでる子供は思う

「刃って、魔剣なしでも本当に強いの?」

 

それに対して、漫画側から突然投げかけられる問い

「そもそも、本当の強さって何?」

 

テーマがテーマだけに、最終章はおふざけ一切なしの超どシリアスだ。

今までの話と明らかに毛色が違うけど、全く別の漫画というわけじゃなくて、

ここまでのド派手な話があったからこそ、この地味な話が活きてくる。

 

YAIBAがただのインフレバトル漫画と一線を画しているのは、

この最終章の存在があるからだ。

 

 

まとめ

最初はお子様向けのドタバタコメディ漫画として子供を誘い入れ、

ド派手なインフレと強大な敵とのシリアスな戦いの面白さにのめり込ませといて、

最終的にはそれらを全部捨てて「強さとは何か?」という深い問いを学ばせる。

こんなに教育にいい漫画が他にあるか!?

 

ボンボンやコロコロの漫画しか知らないお子ちゃまに、

長編少年漫画の面白さと、そして深さを教えてくれる。

 

そんな漫画、YAIBA

 

ぜひとも、お子様のために全巻購入、いかがですか?

 

 

【この漫画を特にオススメしたい人種】

小学3年生男子

 

 

~バティ漫画ランキング(少年漫画編)第8位『YAIBA』~